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arp 同じLAN内にある機器の一覧を確認する、基本コマンド

大屋駅

arp は、同じLAN内にある機器の一覧を確認するツール。PCのコマンドプロンプトで実行し、PCがつながるルーターに、つながっている(同じLAN内にある)機器を確認する時、arp -a を実行します。 スマホやMac OS Xでのarpも説明。

PCやスマホが、見つけているネットワーク機器の一覧が見える

arp は、同じLAN内にある機器の一覧を確認するツール(アープ)

  • PCがつながるルーターに、つながっている(同じLAN内にある)機器を確認する時、

>arp -a を実行します。 

      • 結果をファイル(arplog.txt)に保存するなら、

>arp -a > arplog.txt

PCやスマホが、見つけているネットワーク機器の一覧が見える

  • ルーター、他のPC、プリンタ、中継機などの一覧(IPアドレスと物理アドレス)がわかる。
    • 注意)一覧に表示されるのは、PCと通信したことのある機器だけです。
    • 注意)すべての機器を表示するわけではありません。
      • すべての機器を知りたければ、ExPing等のツールを使ってください。
  • 物理アドレス(MACアドレスともいう)が分かれば、その機器のIPアドレスがわかる。
C:¥Users¥kuritaroh>arp -a

インターフェイス: 192.168.0.5 --- 0xc    <== arpを実行しているPCのIPアドレス
 インターネット アドレス 物理アドレス 種類
 192.168.0.1 1c-b2-7e-bc-27-74 動的    <== 192.168.0.* は、 
 192.168.0.2 48-cf-ea-16-31-c3 動的          PCが認識する同一LAN内の機器のIPアドレス
 192.168.0.4 7a-67-ef-74-7f-2c 動的 
 192.168.0.255 ff-ff-ff-ff-ff-ff 静的   <== 192.168.0.255 これは機器のアドレスではない
 224.0.0.2 03-00-4e-00-00-02 静的     <== 224.0.0.* は、UPnP関連(SSDPなど)
 224.0.0.251 03-00-4e-00-00-fb 静的 
 224.0.0.252 03-00-4e-00-00-fc 静的 
 239.255.255.250 01-00-4e-7f-ff-fa 静的   <== 239.255.255.250 は WindowsのUPnP関連からのアクセス
 255.255.255.255 ff-ff-ff-ff-ff-ff 静的   <== 255.255.255.255 は 関係ない。無視してよい。

使い方がわからない時には、arp

C:¥Users¥kuritaroh>arp

アドレス解決プロトコル (ARP) で使用される、IP アドレスから物理アドレスへの変換
テーブルを表示および変更します。

ARP -s inet_addr eth_addr [if_addr]
ARP -s inet_addr eth_addr [if_addr]
ARP -a [inet_addr] [-N if_addr] [-v]

-a 現在のプロトコル データを参照し、現在の ARP エントリを表示しま
す。inet_addr が指定されている場合は、指定されたコンピューター
のみの IP アドレスと物理アドレスが表示されます。2 つ以上のネット
ワーク インターフェイスが ARP を使用する場合は、各 ARP テーブル
のエントリが表示されます。 
-g -a と同じです。 
-v 現在の ARP エントリを詳細モードで表示します。すべての無効なエン
トリとループバック インターフェイスのエントリが表示されます。
inet_addr インターネット アドレスを指定します。
-N if_addr if_addr で指定されたネットワーク インターフェイスの ARP エントリ
を表示します。
-d inet_addr で指定されたホストを削除します。inet_addr にワイルド 
カードを使用すると、すべてのホストを削除できます。
-s ホストを追加し、インターネット アドレス inet_addr を物理アドレス
eth_addr に関連付けます。物理アドレスは、ハイフンで区切られた 6 
個の 16 進数バイトで指定します。このエントリは恒久的です。 
eth_addr 物理アドレスを指定します。 
if_addr 指定された場合は、アドレス変換テーブルを変更するインターフェイス
のインターネット アドレスを指定します。指定がない場合は、最初の
適用可能なインターフェイスが使用されます。
例 : 
> arp -s 157.55.85.212 00-aa-00-62-c6-09 .... 静的エントリを追加します。
> arp -a .... テーブルを表示します。

参考

 

栗太郎: