プリントサーバー(バッファロー LPV4-U2-300S)が動かない、つながらない場合の対策を説明。プリントサーバーのシステム構成、設定手順を具体的に説明。
プリントサーバー(LPV4-U2-300S)のシステム構成
- PCのUSB端子に接続したプリンターが基本。(プリントサーバーは、なし)
【PC】—(USB)—【プリンター】
- PCとプリンターとの間に、LAN(有線や無線)を使用して、プリントサーバーが入った構成が基本。
【PC】——【プリントサーバー】—(USB)—【プリンター】
- PCが無線ルーターやハブに繋がっていれば、複数のPCで使用できる
【複数のPC】))) 無線ルーター )))【プリントサーバー】—(USB)—【プリンター】
【複数のPC】))) 無線ルーター —【プリントサーバー】—(USB)—【プリンター】
【複数のPC】— ハブ —【プリントサーバー】—(USB)—【プリンター】
プリントサーバー(LPV4-U2-300S)設置・設定手順
- PCにプリンタドライバをインストール(印刷するPCすべてに、インストール必要。プリンタメーカーの責任)
- 無線か有線で、プリントサーバーと無線ルーター(AS)とを接続する(DHCP または 固定IP設定)。
- ユーティリティ(「LPV4-U2-300Sユーティリティー」など)をダウンロードしてexeダブルクリックで解凍すると、起動する。あとは「設置・初期設定ガイド」に従って設定。
方針)動かない場合には、2つの面からチェック
- PCでインターネットできるか?
- PCとプリントサーバーとが、同じネットワーク(LAN)につながっているか?
具体的なチェック方法
(1)PCでインターネットできるか?
同じ親機ルーターにつながっているPCでインターネットできなきゃ、ルーターの設定がおかしいので、先ずそっちを調査。
→ PCでインターネットできるようにする。
(2)PCとプリントサーバーとが、同じネットワーク(LAN)につながっているか?
- PCのコマンドプロンプトで、 >arp -a して確認する。
- → arp 基本コマンドを参照。
- プリントサーバーのIPアドレスかMACアドレス(物理アドレス)が存在すれば、
- → プリントサーバーは正常動作。PC側の設定がおかしいので、プリンタメーカーに相談する(プリンタドライバがインストールされていない可能性がある)。
- プリントサーバーのIPアドレスかMACアドレス(物理アドレス)が存在しない場合には、
- → プリントサーバーの固定IPアドレスが、正しく設定されていない。
- プリントサーバーの固定IPアドレスの設定は以下の2つのいずれかの方法で行なう。
- 方法1)ユーティリティー(デバイスサーバー設定ツール)を使用して設定する。設定方法は、以下。
- 方法2)arpでIPアドレス見つけて設定画面から設定する。
- プリントサーバーをRESET(初期化)して、デフォルトのDHCP自動取得にして、
- 「arp -a」でプリントサーバーのIPアドレスを見つけて、
- 設定画面を表示して、IPアドレスを固定IPアドレスを設定する。
ルーターの守備範囲
- PCとプリントサーバーとが同じLANにつながっているなら、ルーターとプリントサーバーは正常動作している。
- ルーターの守備範囲の動作は完了。あとは、プリンターメーカー側の責任範囲。
おまけ)プリントサーバーの3つの動作原理と設定方法
(1)PCとプリントサーバーとが、同じネットワーク(LAN)につながっていること。
設定は、DHCP または RESETして固定IPアドレス設定
(2)PC側でプリンターポートの設定ができていること。(プリンタメーカーの責任)
プリンタポートが、印刷データ出力を、ネットワークに(USBではなくて)指定
次の2つの方法のいずれかで設定する。
・「ユーティリティ(「LPV4-U2-300Sユーティリティー」など)」で設定。
・PCで「コントロールパネル」「ハードウェアとサウンド」「デバイスの追加」で設定。
(3)PC側で、プリンタドライバがインストールされていること。(プリンタメーカーの責任)
参考)
プリントサーバー LPV4-U2-300S の設定 – IPアドレス確認と変更方法