バッファローのWEM-1266WP、WEM-1266(AirStation connect専用中継機、独自メッシュ専用)の違い、設定方法や注意点、つながらない時の対策方法などを説明。
中継機WEM-1266WP、WEM-1266の特徴(従来の中継機との違い)
- WEM-1266WP、WEM-1266(AirStation connect専用中継機)のメッシュネットワークの考え方
- 複数の中継機の接続形態はメッシュ型
- 直列接続も並列接続もできる(誤解される可能性あるが、敢えてこう表現する)
- FAQ「中継機の接続台数と接続できる組み合わせについて」
- 親機となるWTR-M2133HS(WTR-M2133HP)が1台に対し、WEM-1266(WP)は最大9台まで接続可能
- 親機となるWRM-D2133HS(WRM-D2133HP)が1台に対し、WEM-1266(WP)は最大9台まで接続可能
- 中継機のSSIDは、親機と同じSSIDで、1つのみ。
- SSID、暗号化キー、無線チャンネルは、3つとも親機と全く同じになる
- 中継機ごとに変更・設定はできない(SSID、暗号化キー、無線チャンネル)。
- Extenderはない。
- 親機のSSIDと暗号キーとを変更しても、中継機WEM-1266(WP)の再設定は不要(自動で再設定される)
- SSID、暗号化キー、無線チャンネルは、3つとも親機と全く同じになる
- ゲストポートは親機からのみ接続可能。
- ゲストポートは、中継機WEM-1266(WP)には引き継がれず接続もできない。
- AirStation connect(WTR-M2133HS、WTR-M2133HP、WRM-D2133HS、WRM-D2133HP)専用の中継機。
他の無線LAN親機(WXRシリーズ、WSRシリーズ、WHRシリーズ、WCRシリーズ、WMRシリーズなど)の中継機としては使えない! - 参考記事)日経XTECH「無線LANの新潮流、メッシュネットワークの威力」
- 複数の中継機の接続形態はメッシュ型
- 参考)従来の中継機(WEXシリーズ、中継機能付きの親機)の接続の考え方
- 複数の中継機の接続形態は2つ
- 直列接続 : 親機-子(中継機1)-孫(中継機2)
- 並列接続 : 親機-子1(中継機1)、子2(中継機2)
- WEXシリーズは、直列接続のみ。並列接続はできない。
- 最大2台まで(機種による。WDSとは別の考え方)
- 中継機ごとにSSIDを設定可能(通常は、親機と同じSSIDに設定する)
- 中継機のSSID、暗号化キー、無線チャンネルは、中継機ごとに変更・設定できる
- Extenderがあるものがある
- 中継機のSSID、暗号化キー、無線チャンネルは、中継機ごとに変更・設定できる
- 複数の中継機の接続形態は2つ
WEM-1266WPとWEM-1266の仕様比較表
- 注意)有線LANインターフェースの有無。WEM-1266WPには、有線LANインターフェースがない。
- イーサネットコンバーターとして使えるのは、WEM-1266のみ。
\ 製品 |
WEM-1266WP | WEM-1266 |
---|---|---|
発売時期 | 2020年01月 | 2018年08月 |
定価 | open | 12,000円 |
消費電力 | 8.55W(最大) | 12.4W(最大) |
質量(重量の間違い?) | 約190g | 約200g |
電源 | コンセント直挿し | ACアダプター 据え置き(壁掛けは不可) |
外形寸法(幅×高さ×奥行) | 137×83×48mm ※本体のみ(突起部除く) |
130×126×73mm ※本体のみ(突起部除く) |
アンテナ | 5G 2本(内蔵)、2.4G 2本(内蔵) | |
セキュリティー | WPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)、WPA/WPA2 mixed PSK(AES/TKIP)、WEP(128/64bit)、Any接続拒否、MACアクセス制限 ※Any接続拒否、MACアクセス制限については、親機の設定を引き継ぎます。 |
WPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(AES)、WPA/WPA2 mixed PSK(AES/TKIP)、WEP(128/64bit)、Any接続拒否、プライバシーモード、MACアクセス制限 ※Any接続拒否、プラーバシーモード、MACアクセス制限については、親機の設定を引き継ぎます。 |
周波数範囲 (チャンネル) |
IEEE802.11a / IEEE802.11n / IEEE802.11g / IEEE802.11b / IEEE802.11n:2.4GHz(1~13ch) |
IEEE802.11a / IEEE802.11g / IEEE802.11b:2.4GHz(1~13ch) |
有線LANインターフェース | (機能なし) | 端子形状:RJ-45 LANポート:最大1000Mbps |
中継機の設定方法 | Wi-Fi中継機の設定方法(WEM-1266) | |
AOSSボタンでのランプ消灯 | AOSSボタンを約1秒押すと、ランプの消灯・点灯が切り替わる。 ※ランプを消灯する設定を行っても、電源を入れ直すと元の状態(ランプが点灯する状態)に戻る。 |
(機能なし) |
中継機 WEM-1266WP、WEM-1266の設定での注意
- WEM-1266WP と WEM-1266 は、混在して使用可能。
- WEM-1266WPの製品ページ
- 「ユーザーマニュアル」各部の名称とはたらき(ページ42/44) : ランプ状態、ボタン位置
- 「WEM-1266WP セットアップガイド」
- 「connectアプリ ヘルプ(HTML)」 : connectアプリ画面の詳細
- WEM-1266の製品ページ
- 「ユーザーマニュアル」各部の名称とはたらき(ページ37/42) : ランプ状態、ボタン位置
- 「WEM-1266 セットアップガイド」
- 「connectアプリ ヘルプ(HTML)」 : connectアプリ画面の詳細
- 設定するにはConnectアプリをインストールしたスマホが必要です(iPhone、iPad、Androidなど)。
- 最新版(Connect4.3以降 2020年10月現在)を入手してください(古いバージョンでは正常に動作しない場合あり)
- AppStore connectアプリ または Android connectアプリ をダウンロードしてください
- PCでは設定することはできない。(Connectアプリが、PC上では動かないため。2020年10月現在の情報)
- PC版のconnectアプリは存在しない。スマホがなく、PCしかない場合には、AOSSで設定するしかない。
- バッファローのメッシュネットワークは、他のメーカーのメッシュネットワーク(easymeshなど)と互換性がない。
- FAQ
中継機 WEM-1266WP、WEM-1266の設定手順の詳細(スマホの画面で具体的に説明)
参考)その他
- 中継機WEM-1266(WP)は、中継機設定すると親機からIPアドレスをもらう(DHCP自動取得がデフォルト)。
- 従って、中継機に対して、PCからpingを飛ばせる。arp -a も可能(トラブル解析には有効かもしれない)。
- 中継機の設定開始時には、必ず電源を切ることが必要(これ、よく忘れる!)
- 中継機を設定中は、すべての機器(親機も、設定する中継機も、設定済みの中継機も)が、青色点滅する。(台数が多いと、なかなか壮観である)
- 親機説明書(ユーザーマニュアル、セットアップガイド)のダウンロード
- 中継機説明書(ユーザーマニュアル、セットアップガイド)のダウンロード
- 旧中継機(WEX-1166DHP、WXR-1900DHP2など)との共存は可能。
- 旧中継機の設定は、従来通りの設定方法
参考)