バッファローのWEM-1266WP、WEM-1266(独自メッシュ型中継機)のつながらないトラブルを解決する方法を説明。
親機がWTR-M2133HS、WTR-M2133HP(またはWRM-D2133HS、WRM-D2133HP)で、メッシュ型中継機(WEM-1266WP、WEM-1266)が複数ある場合のトラブルは、その現象の把握・原因の追及・解決が難しい。原因追及するためのツールと追求方法を説明。
WEM-1266WP、WEM-1266(独自メッシュ型中継機)のトラブル解決方法
WEM-1266WP、WEM-1266のIPアドレスとログイン用パスワード
- LAN側IPアドレス : 192.168.11.210 (255.255.255.255)
- ログイン用 ユーザー名/パスワード : 製品ラベルに記載
WEM-1266WP、WEM-1266(mesh型中継機)のトラブルの解決が困難な理由
- 特に複数のWEM-1266WP、WEM-1266を使用する場合には、原因追及が難しい。その理由は
- SSIDが1つのため、端末が、どの中継機と通信しているのかの特定がむずかしい
- 端末(PCやスマホ)からの通信経路の特定がむずかしい
手順1)WEM-1266WP、WEM-1266のボタンやランプ状態
WEM-1266WP、WEM-1266のPOWERランプをまず、チェック
- POWERランプが、白青の交互点滅の場合、
- 親機の電波が受信できない状態なので、親機のより近くに設置場所を移動する
- POWERランプの状態は以下を参照
- WEM-1266WP ユーザーマニュアル「第5章 付録 各部の名称とはたらき」ページ42/44
- WEM-1266 ユーザーマニュアル「第5章 付録 各部の名称とはたらき」ページ37/42
- 点滅(白): システム起動中、または終了中
- 点灯(青): 無線 未設定状態
- 交互点滅(白/青): 無線 未接続 (親機の電波強度が弱すぎる)
- 点灯(白): 無線 接続中(電波良好)
- 電波が弱い場合、2秒ごとに瞬間的に青色点灯します。
- 点滅(橙): エラー発生時
エラー発生時は、本製品の電源を入れ直す。再びランプが橙色に点滅している場合は、サポートセンター問い合わせる。
手順2)スマホアプリ connect について
- 親機・中継機のIPアドレスとMACアドレスと設置場所とを把握して、一覧表を作る
- Connectで親機や中継機をタップすると、それぞれのIPアドレスとMACアドレスが表示される
- バッファロー公式情報を参考にしてください。
- 参考)Connect最新版にupdateしてください(AppStore connectアプリ からダウンロード)
- iOS12の端末ではConnect3.0は正常に動作しません(電波強度のレベルメーター部分が正常でない)。
手順3)tracert 8.8.8.8 arp -a
- PCのコマンドプロンプトで >tracert 8.8.8.8 を実行
- これで、PCから8.8.8.8(googleDNSサーバー)までに経由する機器のIPアドレスと順番がわかる。
- WEM-1266(WP)のIPアドレスと見比べて、どのWEM-1266(WP)が正常に動作しているか確認する
- PCのコマンドプロンプトで >arp -a を実行
- これで、PCと同一のセグメントの機器の一覧がわかる。
- 把握している親機と中継機WEM-1266(WP) とが、全て一覧に表示されているか確認する。
トラブル状況を把握するための道具
システム全体(親機・中継機・端末)の把握のためのツール
- PCと同じネットワークの機器(親機・中継機・端末)を把握するツール : arp
- PCからインターネットまでの通信経路を把握するツール : tracert
- PCの通信関係の情報を把握するツール : ipconfig
- PCと別の機器とが通信できるかを把握するツール : ping
参考)