バッファローのレイヤー3 Giga対応 インテリジェントスイッチ BS-G3024MRのVLAN設定方法を説明。L3スイッチの設定。
BS-G3024MR(レイヤー3 Giga対応 インテリジェントスイッチ)のVLAN設定
L3スイッチBS-G3024MRの概要
- バッファローの製品ページ
- 「レイヤー3 Giga対応 インテリジェントスイッチ BS-G3024MR」 : 販売終了済み。
- IPアドレスの初期値 : 192.168.1.254(255.255.255.0 / 24)
- 取扱説明書は以下の3種のみ
- 導入ガイド
- リファレンスガイド
- メニューインターフェース と コマンドラインインターフェース
- コマンドラインインターフェースによる設定例(ページ201/212)
- ハードウェアIPフィルタ設定ガイド
- 設定例とコマンドインターフェース
L3スイッチのVLAN設定手順の理解には、以下のネットワーク構成例を熟読する
スイッチのポートを2つのVLANに分割するだけの設定手順
- ポートVLANのみ使用
- 「例 1. 本製品 1 台を使った VLAN 間ルーティング」(ページ31/142)
- VLAN2 を作成
- VLAN ID、VLAN名、
- IPアドレス、サブネットマスク
- Tagged / Untagged / Not Member の設定
- PVIDを設定(スイッチのポート全てのPVIDを設定)
- VLAN1 の設定を変更 (デフォルトは、すべてUntagged になっているため)
- VLAN ID、VLAN名、
- IPアドレス、サブネットマスク
- Tagged / Untagged / Not Member の設定
- VLANの設定確認(VLANステータス)
- 接続する端末(PCなど)に、固定IPアドレスを設定する
- VLAN2 を作成
スイッチ2台を使って、3 つの VLANに分割し、それぞれをルーティングする設定手順
- ポートVLANのみ使用、タグVLANは未使用
- 「例 2. 本製品 2 台を使った スタティックルーティング」(ページ36/142)
- VLAN2 作成
- スイッチ1 のVLAN2 を作成
- スイッチ2 のVLAN2 を作成
- PVIDを設定
- スイッチ1 のポート全てのPVIDを設定
- スイッチ2 のポート全てのPVIDを設定
- VLAN1 の設定を変更 (デフォルトは、すべてUntagged になっているため)
- スイッチ1 の設定を変更
- スイッチ2 の設定を変更
- VLANの設定確認(VLANステータス)
- 経路の設定(ページ41/142)
- スイッチ1 とスイッチ2 のVLAN2同士(ポート17)をLANケーブルで接続
- [基本設定]-[経路設定]-[静的経路設定](ページ70/142)で設定
- スイッチ1
- スイッチ2
- 接続する端末(PCなど)に、固定IPアドレスを設定する
- 【#疑問点★★】「経路の設定」を、理解できない。実現できるのは何か、が明記されておらず、わからない。???
-
- SW1のVLAN1配下の端末X(192.168.11.55)と、SW2 のVLAN1配下の端末Y(192.168.13.55)とが通信できるのか?
- つまり、端末Xは、SW2 のVLAN2(192.168.12.2)をゲートウェイとして経由して、端末Yと通信できる?
- ならば、端末Xは、SW1 のVLAN2(192.168.12.1)をゲートウェイとして経由しても、端末Yと通信できるのでは?
- それを実現できるのが、L3スイッチのルーティングだよ、ということ?
-
- VLAN2 作成
その他の設定手順の例
- 「例 3. ダイナミックルーティング(RIP)」(ページ44/142)
- 経路(RIP)の設定(ページ49/142)
- 多分、以下の動作を実現している模様(明記していない)
- VLAN2 とVLAN1 とが通信可能、VLAN3 とVLAN1 とが通信可能
- VLAN2 とVLAN3 とは通信不可能
- それらのルーティングにRIPを使用している
- 「例 4. タグ VLAN」(ページ51/142)
- VLAN間の通信(ルーティング)の記述はなし。単に、タグVLANを使えば、ケーブルが1本で済むというだけの例。
参考)BS-G3024MRの特徴的な機能
- 静的経路設定(ページ70/142) : 静的ルーティング
- 静的な経路を設定するのは、(単純に考えればよい)
- 宛先アドレス
- 宛先ネットワークアドレスと宛先のサブネットマスク
- ゲートウェイ(具体的なIPアドレス)
- メトリック
- 宛先アドレス
- どこかわからない宛先に対しては
- デフォルトゲートウェイ
- 静的な経路を設定するのは、(単純に考えればよい)
- 動的経路設定(ページ71/142) : 動的ルーティング
- 各VLANに対して、RIP(Routing Information Protocol)で経路設定
- DHCPリレーとは
- 説明は「DHCPリレーとは」を参照。図もあって、わかりやすい。
- 要するに、ルーターを超えて、DHCPサーバーとの通信を実現する機能です。
- 通常、DHCPはブロードキャストで実現される。ルーターはブロードキャストを通さないので、ルーターを超えてDHCPサーバーとの通信はできない。それを実現する仕組みを「DHCPリレー」と言う。
- 参考)設定方法は、「ユーザーズマニュアル DHCPリレー設定」(ページ102/142)
- 「DHCP リレー機能を使用した場合と使用しない場合の比較」の図(ページ103/142)を参照(BS-G3024MRでの記述)
参考)