pingは、ネットワークがつながっているかを確認するコマンド。PCのコマンドプロンプトで実行。Macでもping実行可能。プリンタやプリントサーバーやPCが、ネットワークにつながっているかを調べる時に実行します。
pingで、インターネットにつながっているかを確認
pingは、ネットワークがつながってるかを確認するコマンド
- PCのコマンドプロンプトで実行
- Windowsの場合には、 スタートメニューの検索で「cmd.exe」と入力
- スマホで実行するには、
- iPhoneなら「Ping Lite」や「iNetTools」
- Androidなら「Mocha Ping LIte」
- Macでは、HD/アプリケーション/ユーティリティ/ネットワークユーティリティ 又は
HD/システム/ライブラリ/CoreService/Application/ネットワークユーティリティ - Macの場合には、Macの「ターミナル」でコマンドを実行する/ツールを実行する
- プリンタやプリントサーバーが、ネットワークにつながっているかを調べる時、
>ping 192.168.11.50 を実行します。 ( 192.168.11.50 がプリンタのIPアドレスと仮定 )
応答が返ってきたら、192.168.11.50 が動作していることがわかる。
プリンタの電源をOFFにして、再度pingを実行して「要求がタイムアウトしました」になったら、
プリンタのIPアドレスは192.168.11.50 と確認できたことになる。
- PCがインターネットにつながっているかを、確認する時、
>ping 8.8.8.8 を実行します。 ( 8.8.8.8 はgoogleのサーバーのIPアドレス)
-
-
- 結果をファイル(pinglog.txt)に保存するなら、
-
>ping 8.8.8.8 > pinglog.txt
インターネットにつながっていると、応答が返ってくる。
C:¥Users¥kuritaroh>ping 8.8.8.8
8.8.8.8 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
8.8.8.8 からの応答: バイト数 =32 時間 =18ms TTL=59
8.8.8.8 からの応答: バイト数 =32 時間 =15ms TTL=59
8.8.8.8 からの応答: バイト数 =32 時間 =14ms TTL=59
8.8.8.8 からの応答: バイト数 =32 時間 =15ms TTL=59
8.8.8.8 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 14ms、最大 = 18ms、平均 = 15ms
つながっていない場合は「要求がタイムアウトしました」と表示。
C:¥Users¥kuritaroh>ping 10.20.30.40
10.20.30.40 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。
要求がタイムアウトしました。
10.20.30.40 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 4、受信 = 0、損失 = 4 (100% の損失)、
参考)ping で「要求がタイムアウトしました」となった場合には、同じIPアドレスでtracertしてみることをお奨めします。 上記の例なら、 >tracert 10.20.30.40 を実行。どこまでつながっているかの詳細が、わかりますから。
IPアドレスだけでなく、ドメインネームでも実行可能。
C:¥Users¥kuritaroh>ping yahoo.co.jp
yahoo.co.jp [183.79.135.206]に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
183.79.135.206 からの応答: バイト数 =32 時間 =19ms TTL=53
183.79.135.206 からの応答: バイト数 =32 時間 =19ms TTL=53
183.79.135.206 からの応答: バイト数 =32 時間 =19ms TTL=53
183.79.135.206 からの応答: バイト数 =32 時間 =19ms TTL=53
183.79.135.206 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 19ms、最大 = 19ms、平均 = 19ms
1.1.1.1も。IPアドレスをホスト名に解決するには -a をつける
C:¥Users¥kuritaroh>ping -a 1.1.1.1
1dot1dot1dot1.cloudflare-dns.com [1.1.1.1]に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
1.1.1.1 からの応答: バイト数 =32 時間 =15ms TTL=58
1.1.1.1 からの応答: バイト数 =32 時間 =16ms TTL=58
1.1.1.1 からの応答: バイト数 =32 時間 =16ms TTL=58
1.1.1.1 からの応答: バイト数 =32 時間 =14ms TTL=58
1.1.1.1 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 14ms、最大 = 16ms、平均 = 15ms
オプションを知りたいなら >ping
C:¥Users¥kuritaroh>ping
使用法: ping [-t] [-a] [-n 要求数] [-l サイズ] [-f] [-i TTL] [-v TOS]
[-r ホップ数] [-s ホップ数] [[-j ホスト一覧] | [-k ホスト一覧]]
[-w タイムアウト] [-R] [-S ソースアドレス] [-4] [-6] ターゲット名
オプション:
-t 中断されるまで、指定されたホストを Ping します。
統計を表示して続行するには、Ctrl+Break を押してください。
停止するには、Ctrl+C を押してください。
-a アドレスをホスト名に解決します。
-n 要求数 送信するエコー要求の数です。
-l サイズ 送信バッファーのサイズです。
-f パケット内の Don't Fragment フラグを設定します (IPv4 のみ)。
-i TTL Time To Live です。
-v TOS Type Of Service (IPv4 のみ。この設定はもう使用されておらず、
IP ヘッダー内のサービス フィールドの種類に影響しません)。
-r ホップ数 指定したホップ数のルートを記録します (IPv4 のみ)。
-s ホップ数 指定したホップ数のタイムスタンプを表示します (IPv4 のみ)。
-j ホスト一覧 一覧で指定された緩やかなソース ルートを使用します
(IPv4 のみ)。
-k ホスト一覧 一覧で指定された厳密なソース ルートを使用します
(IPv4 のみ)。
-w タイムアウト
応答を待つタイムアウトの時間 (ミリ秒) です。
-R ルーティング ヘッダーを使用して逆ルートもテストします
(IPv6 のみ)。
-S ソースアドレス
使用するソース アドレスです。
-4 IPv4 の使用を強制します。
-6 IPv6 の使用を強制します。
ルーターには「Internet側からのPINGに応答しない」設定がある
- 自宅のルーターのInternet側(WAN側)に向けて、PINGを打った場合(グローバルIPアドレス等)、
初期設定のままでは、応答しない。- pingに応答するよう設定するには、
- [セキュリティー][ファイアウォール]の「Internet側からのPINGに応答しない」チェックをOFFする
- 例)BHR-4GRV2 ブロードステーション設定ガイド(ページ79/114)
- 例)WXR-6000AX12S ユーザーマニュアル(ページ170/228) : IPv4とIPv6の2ヵ所
- BBR-4MGの場合
-
- [アドバンスト]をクリックして、
- [WAN側ネットワーク]の「WAN側からのPING」を「応答する」に設定
-
- [セキュリティー][ファイアウォール]の「Internet側からのPINGに応答しない」チェックをOFFする
- pingに応答するよう設定するには、
参考)スマホでpingを使用する方法(アプリ)
- iPhoneなら「Ping Lite」や「iNetTools」
- Androidなら「Mocha Ping LIte」や「Ping & Net 」
参考)IPv6でのpingコマンド
参考)pingがつながらない時に、途中のどこまでつながっているかを知るコマンド tracert