バッファローのFS-M1266(法人向けFREESPOT対応ルーター、端末最大 256台接続可能)の特徴、設定方法、設定事例を説明。VLAN、802.1X(TLS/TTLS/PEAP)にも対応。「IEEE 802.11ac」(Wi-Fi5)に対応。「IEEE 802.11ax」(Wi-Fi6)には非対応。IPv6接続(IPoE/IPv4 over IPv6)には非対応。
FS-M1266 フリースポットルーターの設定方法
FS-M1266のインターネットへの接続
- IPv4接続にのみ対応、IPv6接続(IPoE/IPv4 over IPv6)には非対応。
- 高速無線LAN規格「IEEE 802.11ac」(Wi-Fi5)に対応。「IEEE 802.11ax」(Wi-Fi6)には、未対応。
- FS-M1266のWAN側設定は3種類可能(FS-M1266はルーター機能 および DHCPサーバー機能を持っている)
- 手動設定 : 固定IPアドレスを設定
- DHCPクライアント(上位のDHCPサーバーからIPアドレス取得)
- PPPoEクライアント : プロバイダ情報を設定
FS-M1266の設置と初期設定の手順
- 設置や配線は、「はじめにお読みください」 を参照
- 「天井や壁面への取り付け方」(物理的な設置方法)
- 「FS-M1266 ユーザーマニュアル」初期設定の手順(ページ18/93)を参照
- 設定画面(192.168.11.1)から、admin/password でログイン
- 「詳細設定」から、
- 「WAN設定」(ページ31/93)を行う
- 管理パスワード(password)を変更、参照パスワードを設定(ページ66/93)
- FREESPOTの管理者情報を登録(ページ74/93)
- FREESPOTサイトのFREESPOTマップ登録(ページ75/93)(http://www.freespot.com/about/access.html)
環境に合わせて、詳細に設定(以下の設定事例を参考)
- 「FS-M1266 FREESPOT向け設定事例集」
- 例1:個人経営の飲食店などの小規模施設にFREESPOTを新規導入したい(ページ13/113)
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- 本製品1台を使って、FREESPOTを新規導入する方法
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- 例2:道の駅や商店街などの中規模施設にFREESPOTを新規導入したい(FREESPOT利用者端末とオーナー端末を接続する場合)(ページ18/113)
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- 本製品、スマートスイッチ、アクセスポイントなどを組み合わせて、中規模施設にFREESPOTを新規導入する方
法
- 本製品、スマートスイッチ、アクセスポイントなどを組み合わせて、中規模施設にFREESPOTを新規導入する方
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- 例3:道の駅や商店街などの中規模施設にFREESPOTを新規導入したい(FREESPOT利用者端末だけを接続する場合)(ページ44/113)
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- 本製品、L2スイッチ、アクセスポイントなどを組み合わせて、中規模施設にFREESPOTを新規導入する方法
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- 例4:既設のネットワークにFREESPOTを追加したい(ページ62/113)
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- ルーターやアクセスポイント、L2スイッチなどを使って構築された既設のネットワークに対して、FREESPOTを導入する方法
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- 例5: L2スイッチのACL機能を使用せずにFREESPOTを導入したい(ページ87/113)
- 例6:災害などの発生に備えた設定をしたい(ページ109/113)
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- 「緊急時モード」の設定
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- 例1:個人経営の飲食店などの小規模施設にFREESPOTを新規導入したい(ページ13/113)
- 「FS-M1266 公衆Wi-Fi向け設定事例集」
- 「WLS-ADT、WLS-ADT/LWと組み合わせたFREESPOT向け設定事例」
- 「WLS-ADT、WLS-ADT/LWと組み合わせた公衆Wi-Fi向け設定事例」
- 「規模別の導入イメージ」 : FS-S1266、FS-M1266 の導入イメージ
その他
ファームウェアを更新
- 「FS-M1266ファームウェア」 ファームウェアをVer4.12 以降にアップデート
発生する現象) ・接続した端末からのインターネットサイトの名前解決ができず、通信ができなくなる ・無線は接続できているがユーザ認証の画面が表示されない(未認証端末) ・無線は接続できているがインターネットにつながらない(認証済端末) ・スマートフォンで接続した場合、一旦無線は接続できるが、4Gでの通信になる ・対象機器を再起動すると一旦復旧する
端末同時接続台数
- 最大256台(5GHz:128台、2.4GHz:128台)
- 2.4GHz 及び 5GHz同時通信 可能
緊急時モード
- トップページで[有効にする]をクリックする(ページ26/93)と、緊急時モードになる。
- 通常モードと緊急時モードで有効/無効にするSSIDを切り替えることが可能。
- [詳細設定]-[無線設定]-[SSID設定]の画面から設定を行う。
- 緊急時モードについては以下を参照
ポート開放、ポート変換
- ポート変換の情報を登録する
機能など
- DHCPサーバー機能(LAN側)を持っている。
- PoEに対応 : :IEEE 802.3af、IEEE 802.3at に対応
- ACアダプター(WLE-OP-AC12C)は別売り
- ポートベースVLAN に対応
- MAC-RADIUS認証 に対応
- 壁掛け・天井設置 可能 (金具を標準添付)
- セキュリティケースを標準添付
- 製品を固定するねじ穴や、配線ポート、リセットボタンを保護する
- 設置後にセキュリティカバーにカギをかけることで、いたずらしにくい設置が可能
- アンテナは内蔵
WLS-ADT
- WLS-ADT(SNMPで管理できる)は必須ではない。WLS-ADTを使用することは可能。
- WLS-ADT 試用版 (サポート対象外)
- WLS-ADT の試用版(インストールした時点から60日間に限り、試用可能)
FREESPOT導入キットを二重ルーター(ダブルルーター)で導入する場合
FS-M1266と他機種(FS-600DHPとFS-R600DHP、FS-S1266)との違い
- FS-M1266は、VLAN、802.1X(TLS/TTLS/PEAP)にも対応。FS-S1266、FS-600DHP、FS-R600DHPは未対応。
- 「FREESPOT導入キットで利用できる認証方式は、型番やファームウェアバージョン毎でどのように異なりますか」
拡張アシスト機能は使用できない
- FS-600DHPでの「拡張アシスト機能」(ブリッジモードで接続)は、FS-M1266、FS-S1266では使用できない。
参考)