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バッファロー無線ルーターの高速化「倍速モード」(チャンネルボンディング)の設定方法

バッファロー無線ルーターの高速化「倍速モード」(チャンネルボンディング)の設定方法

バッファロー無線ルーターの倍速モード(チャンネルボンディング)とは何か。そのメリットとデメリットを説明。倍速モード(40MHz、80MHz、160MHz)や無線チャンネルの設定方法やメリット、デメリットも説明。

無線ルーターの高速化「倍速モード」(チャンネルボンディング)

倍速モード(チャンネルボンディング)とは何か

倍速モードの設定方法

倍速モードのメリット

  • メリットは、当然ながら、無線LANの通信スピードが高速になること
    • 但し、電波環境の良い場所で使用した場合に限る(以下の、デメリットを参照)

倍速モードのデメリットは、3つ

  • デメリット1)通信の品質が落ちる場合がある
    • 使用する周波数帯域が広くなるので、ノイズの影響を受ける確率が高くなる。
    • 従って、電波環境が悪い場所ではノイズのために通信品質が悪くなり、かえって通信スピードが落ちる場合がある。
      • 電波環境が良い場所では通信品質が高く維持できるため、スピードが速くなる
      • 「倍速モード」設定してから、途切れるとかスピードが遅いと感じたら、設定を元に戻すことも考えたい。
        • (例:プリンターの無線接続が不安定になったなら、設定を元に戻す)
  • デメリット2)端末で、SSIDが表示できなくなる場合がある
  • デメリット3)固定した5GHz無線チャンネルが、変更される場合がある
    • 5GHz無線チャンネルを固定しているのに、5GHz無線チャンネルが変更されてしまう場合がある(設定による)。変更された無線チャンネルに対応していない端末や無線子機の場合には、通信できなくなる(デメリット2と同じ)。
      • 無線チャンネルを固定については、[詳細設定]-[無線設定]-[5GHz(11ax/ac/n/a)](ページ93/227)
        • 「無線チャンネル」を「自動」でなくて、固定設定することが可能(例:48チャンネル)
          • 「自動」の場合には、電源ONした時に、空いている無線チャンネルに自動的に設定される
      • 但し、倍速モードの帯域を「4803Mbps(8×8 80MHz&4×4 160MHz)」に設定していたら、無線チャンネルが勝手に変更される場合がある
        • 理由)DFS対応が不要なW52だけでなく、DFS対応が必要なW53、W56も使用するため。
          • DFS対応とは、気象レーダーとの干渉を検知すると、別の無線チャンネルに変更する対応
          • W52のチャンネル:36,40,44,48(屋外での使用不可、DFS対応不要)
          • W53のチャンネル:52,56,60,64(屋外での使用不可、DFS対応必要)
          • W56のチャンネル:100,104,108,112,116,120,124,128,132,136,140(屋外での使用可能、DFS対応必要)
      • 2.4GHz無線チャンネルの場合には、DFS対応は関係ないです(屋外での使用不可)

参考)チャンネルボンディング(倍速モード)と無線チャンネルの基礎知識

  • 倍速モードと帯域幅の関係(無線チャンネルをW52の36chに固定の場合)
  W52 W53 W56 備考
20MHz ◎使用 倍速モードではない
40MHz ◎使用 倍速モード使用
(W52の2chを使用)
80MHz ◎使用 倍速モード使用
(W52の4chを使用)
160MHz ◎使用 ◎使用 倍速モード使用
(W52、W53を使用)
W53はDFS対応が必要

「Wi-Fiの通信はこれで激変!チャンネル解説〜正しい設定方法」

参考)

 

管理者栗太郎: