バッファローの中継機がつながらなくて「IPアドレス取得に失敗しました。無線親機から有効なIPアドレスを取得できませんでした」が表示される場合の対処方法を具体的に説明。端末のIPアドレスを固定する対策と無線親機の設定を変更する対策を説明。

ブリッジモードの親機があり、その下に中継機がある場合の不具合

中継機の設定で「IPアドレス取得に失敗しました」現象

【上位ルーター】—【親機(ブリッジモード)】)))【中継機】))) 端末

• 中継機を親機に近づけて（2m以内）から再度設定してみましょう。これでもダメなら、以下へ。
• まず、親機の電源をOFFして、10秒間待ってからONして、安定するのを待ちます。
• 次に中継機の電源をOFFして、10秒間待ってからONして、安定するのを待ちます。その後、中継機をRESET（RESETボタンがあります）して、再度設定してみましょう。
  • RESETの方法「Wi-Fiルーター・中継機の初期化ボタンより初期化を行う方法」
  • これで 設定できなければ、以下へ。
•  親機がブリッジモード（AP、アクセスポイントモード）の場合には、親機（中継機ではない）の設定を変更してみるとつながる場合がある（対策は以下を参照）。
  • 原因は、親機のブリッジモードの動作不具合（親機の「DHCPリレー」機能が正常に動いていない）の可能性が高い。そのため、親機のLAN側のDHCP設定を手動設定で試してみるのが、以下の対策の意味。

対策は、端末のIPアドレスを固定　または　親機の設定変更

方法１（端末のIPアドレスを固定する）

• Wi-Fi中継機やLAN端子Wi-Fiアダプター（イーサネットコンバーター）に接続した機器が、Wi-Fiルーター側にあるDHCPサーバーからIPアドレスを自動取得することができない。端末機器のIPアドレスを固定に設定すると通信が可能になる
• IPアドレスの固定の方法は、以下
  • 「パソコン、iPhone、iPad、Android、PS5、PS4のIPアドレスを手動で設定（固定）する方法」
  • 理由）「Wi-Fi中継機やLAN端子Wi-Fiアダプター（イーサネットコンバーター）に接続した機器が、IPアドレスを取得できません」

方法２（親機をブリッジモードのままにする場合）

親機がブリッジ（AP、アクセスポイント)モードの場合（親機の上位にルーターがある）にのみ有効な方法です。つまり、親機がルーターモードで動作している場合には、実施できません。別の対策方法が必要になります。

【上位ルーター】—【親機(ブリッジモード)】)))【中継機】))) 端末

•  親機（ブリッジモード）の設定画面から
  • 「詳細設定」の[LAN]-[LAN]（ページ28/108）で「LAN側IPアドレス」を設定
    • 「IPアドレス」を設定 （上位ルーターと同じセグメントにする）
      • 例）上位ルーターが192.168.1.1の場合なら、192.168.1.135
    • 「サブネットマスク」を設定（上位ルーターと全く同じにする）
  • 「拡張設定」：　「表示する」チェックonして
    • 「デフォルトゲートウェイ」と「DNSサーバー」を設定（上位ルーターでの設定と全く同じ内容にする）
  • 参考）（親機の上位にあるルーターに、DHCPサーバー機能がない場合には、「LAN側IPアドレス」等の変更は必須）
• もう一度、中継機をRESETしてから設定しなおす

方法３（親機をルーターモードに変更する場合）ダブルルーター

親機がブリッジ（AP、アクセスポイント)モードの場合（親機の上位にルーターがある）にのみ有効な方法です。つまり、親機がルーターモードで動作している場合には、実施できません。別の対策方法が必要になります。

【上位ルーター】—【親機(ルーターモード)】)))【中継機】))) 端末

• 親機をルーターモード（AUTOでなくて、固定MANUAL/ROUTER）に変更して、Wルーター（ダブルルーター）とする。
  • 親機の設定画面を表示する
  • 親機のInternet側は、「詳細設定」の[Internet]-[Internet]（ページ24/108）で、以下のどちらかの設定にする
    • 「IPアドレス取得方法」
      • 「DHCPサーバーからIPアドレスを自動取得」チェックon
      • または　「IPアドレス取得方法」：　「手動設定」チェックon
        • 「IPアドレス」を設定（上位ルーターと同じセグメントにする）
          • 例）上位ルーターが192.168.1.1の場合なら、192.168.1.135
        • 「サブネットマスク」を設定（上位ルーターと全く同じにする）
    • 「拡張設定」
      • 「デフォルトゲートウェイ」と「DNSサーバー」を設定（上位ルーターでの設定と全く同じ内容にする）
  • 親機（ルーターモード）のLAN側は、上位ルーターと別のセグメントにする
    • 例）上位ルーターが192.168.1.1の場合なら、192.168.11.135
    • （LAN側は、Internet側とは異なるセグメントにする必要あり（これは仕様）。DHCPサーバー機能の設定など）
• もう一度、中継機をRESETしてから設定しなおす
   
   

  参考）上位ルーター直下にプリンタがあって、親機直下のPCから印刷する場合には、以下のどちらかの方法で対策

  • • プリンターの接続を変更する（上位ルーター直下から、親機直下に接続する）
    • 方法３では実現できない。方法１か方法２で実現すること。

参考）

FAQ「Wi-Fi中継機やLAN端子Wi-Fiアダプター（イーサネットコンバーター）に接続した機器が、IPアドレスを取得できません」