IPv6(v6プラス、IPv6オプション、OCNバーチャルコネクト、transix、DS-Lite、クロスパス、楽天ひかり)で、スイッチやプレステ(PS4、PS5)のオンラインゲーム(スプラトゥーン2等)を動かす方法。IPv6接続ルーターのPPPoEパススルー(PPPoEブリッジ)を使用する場合の、システム構成や設定方法を説明。
IPv6接続で、PPPoEパススルーを使用して、プレステのオンラインゲームを動かす設定
IPv6接続時の、ポート開放には2つの方法がある
方法1)ルーターを2台使用する場合(この記事では、この方法を中心に解説する)
- メリットとデメリット
- メリット)ポート開放するポート番号を、自由に設定可能(下位のIPv4接続ルーターでポート開放を設定する)
- デメリット)ルーターが2台必要。上位のIPv6接続ルーターと下位のIPv4接続ルーター(PPPoE)とが必要。
- IPv6接続のどのサービス形式でも、実施可能
- IPv6接続(v6プラス、IPv6オプション、OCNバーチャルコネクト、楽天ひかり)の場合には、実施可能
- IPv6接続(transix、DS-Lite、クロスパス、楽天ひかり)の場合には、この方法1でのみ実施可能
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- (理由)transix、DS-Lite、クロスパスでは、そもそもポート開放する機能がないため。
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- この方法を、以下に説明する。
方法2)ルーターを1台使用する場合
- メリットとデメリット
- メリット)ルーターが1台で済む(IPv6接続ルーターで、ポート開放を設定可能)。
- デメリット)ポート開放するポート番号を、自由に設定できない
- IPv6接続のサービス形式によっては、実施可能な場合と不可能な場合がある
- IPv6接続(v6プラス、IPv6オプション、OCNバーチャルコネクト)では、ポート開放の実施可能
- IPv6接続(transix、DS-Lite、クロスパス、楽天ひかり)では、そもそもポート開放できない
方法1)PPPoEパススルーを使用して、「IPv6」と「IPv4 PPPoE」接続を併用
前提)PPPoEパススルーを使用する理由
- オンラインゲームでは、接続ユーザーごとに1つのグローバルIPアドレスを使用することが必要。
- 従来の「IPv4 PPPoE」方式では、接続ユーザーごとに1つの(IPv4の)グローバルIPアドレスが割り当てられていた
- v6プラスでは(IPv6オプション、OCNバーチャルコネクトも)、MAP-E方式が採用されている。この方式では、1つの(IPv4の)グローバルIPアドレスを複数ユーザーで共有する
- つまり、v6プラスでは、1つの(IPv4の)グローバルIPアドレスを占有使用できない。
- 従って、1つの(IPv4の)グローバルIPアドレスを占有使用するために、ルーター(IPv6接続)とは別の機械で「IPv4 PPPoE」設定する必要がある。その設定場所が2通りある。
- PS4で「IPv4 PPPoE」設定するのが、方式1)
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- 任天堂スイッチ(Switch)やPS5でも同様
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- 別のルーターで「IPv4 PPPoE」設定するのが、方式2)
- PS4で「IPv4 PPPoE」設定するのが、方式1)
- 従って、ルーター(IPv6接続)では、PPPoEパケットに対して何もせず素通りさせるため、「PPPoEパススルー」設定する
方式1)PS4(PS5、任天堂スイッチ)でPPPoE設定する
- システム構成は
【モデム】—【ルーター(IPv6接続)(PPPoEパススルー)】—【PS4(IPv4 PPPoEを設定)】
- 手順は、
- ルーター(IPv6接続)の設定画面を表示
- ルーター(IPv6接続)の「PPPoEパススルー」を「使用する」に設定
- ルーター(IPv6接続)がバッファロー製の場合の設定方法 (初期値は「使用しない」)
- PS4をルーターに、LANケーブルで接続して(無線でも可。ただし無線よりも有線の方が安定する)
- PS4の「ネットワーク接続」で「PPPoE」設定する
- 「インターネット接続を設定する」「LANケーブルを使う」「カスタム」「PPPoE」
方式2)ルーターでPPPoE設定する(ルーターを2台使用する(Wルーター))
- システム構成は
【モデム】—【ルーターA(IPv6接続)(PPPoEパススルー)】—【ルーターB(IPv4 PPPoEを設定)】—【PS4】
または
【モデム】—【ルーターA(IPv6接続)(PPPoEパススルー)】—【ルーターB(IPv4 PPPoEを設定)】)))【PS4】
- 手順は、
- ルーター(IPv6接続)の設定画面を表示
- ルーターA(IPv6接続)を「PPPoEパススルー」を「使用する」に設定
- ルーターA(IPv6接続)がバッファロー製の場合の設定方法 (初期値は「使用しない」)
- ルーターBをルーターAに、LANケーブルで接続して
- ルーターBで「PPPoE」設定して
- PS4を、ルーターBにLANケーブルで接続する
- (または、 PS4を、ルーターBに無線接続する。 ただし、無線よりも有線の方が安定する)
参考)以下のサイトの説明がわかりやすい
参考)IPv6(v6プラス、IPv6オプション、OCNバーチャルコネクト)では、PPPoEパススルーを使用しなくても、ポート開放が可能
- IPv6接続(v6プラス、IPv6オプション、OCNバーチャルコネクト)では、「利用可能ポート」があるので、ポート開放できる
参考)
参考)任天堂スイッチでも同様