無線LANルーター(バッファロー、TP-Link)で使用可能な DDNS(DynamicDNS、ダイナミックDNS)サービスのうち、無料で使えるNo-IPの登録・設定方法を具体的に説明。No-IPを使用して、無線LANルーターのグローバルIPアドレスにアクセスすることが可能になる。
ダイナミックDNSサービス No-IPの登録・設定方法(バッファロー、TP-Link)
注意事項
- バッファローのWiFiルーターで使用可能なDDNSサービスは、
- 「BUFFALOダイナミックDNS」「DynDNS」「No-IP」の3つ
- TP-LinkのWiFiルーターで使用可能なDDNSサービスは、
- 「DynDNS」「No-IP」「Comexe」の3つ
- 各DDNSサービスの有料/無料
- 「No-IP」は、無料。 (有料のサービスもある)
- 30日の期限が切れる前に、No-IPにログインして使用期限を更新する必要がある(連絡メールが来る)
- 「BUFFALOダイナミックDNS」は、1か月間のみ無料。継続する場合には、有料。
- 「DynDNS」は、新規に利用開始する場合には、有料(以前は無料のサービスだった)。
- 「No-IP」は、無料。 (有料のサービスもある)
- バッファローのWiFiルーターでは、IPv6接続(「transix」「v6プラス」「IPv6オプション」「OCNバーチャルコネクト」「クロスパス」「v6コネクト」など)を使用する場合には、ダイナミックDNSは使用不可
DDNS(DynamicDNS、ダイナミックDNS)とは
- 分かりやすいドメイン名を、常時接続環境を利用する自宅のルーターに対して付与するサービスがDDNSである。
- ユーザーは分かりやすいドメイン名を、ブラウザに入力するだけで、自宅のルーターにアクセスできる。
- 自宅のサーバーや共有ハードディスク、カメラなどに、外部からインターネット経由でアクセスできる
- DDNSの仕組み
- 一般的な自宅PCのように、プロバイダによって「グローバルIPアドレス」が一定周期で切り替わっていても、
固定化されている「ホスト名(ドメイン名)」に、その都度(切り替わる度に)対応させることができる仕組み - 自宅のルーターが、DDNSサービスにグローバルIPアドレスを通知
- ルーターは、Internet側のIPアドレスを上記DDNSサービス(No-IPなど)に、自動的に通知する機能を持つ
- (ルーターのInternet側IPアドレスは、PPPoEなどの接続のたびに変わるので通知が必要)
- ルーターは、Internet側のIPアドレスを上記DDNSサービス(No-IPなど)に、自動的に通知する機能を持つ
- 一般的な自宅PCのように、プロバイダによって「グローバルIPアドレス」が一定周期で切り替わっていても、
No-IPの登録方法・設定方法(概要)
- 手順は大きく3ステップ
- 1)No-IP のサイトにアクセスして、
- 2)メールアドレス(ユーザー名)、パスワード、ホスト名 を登録
- 3)WiFiルーターに、No-IPの情報を設定
No-IPの登録方法(手順の詳細)
- No-IPのサイト(https://www.noip.com/)にアクセスして、右上の「Sign Up」クリック
- アカウントを作成する
- 「Email」「Password」「Hostname」を入力して、
- 下の方の「Free Sign Up」ボタンをクリックすると、以下のようなメールが届く
そのメールの「Confirm Account」ボタンをクリックすると、「Your account is now active!」で、登録は完了
No-IPをルーター(バッファロー)へ設定する手順
- 具体的な手順
- 設定画面を表示して、詳細設定からDDNS設定[Internet][DDNS](ページ118 /201)を表示
- ダイナミックDNS機能「No-IP」を選択し、
- No-IPで登録した「Emailアドレス」「パスワード」「ホスト名(例:abvdefg12345.hopto.org)」を入力して、
- 「設定」ボタンをクリックで、設定完了
- 下の「ダイナミックDNS設定情報」欄の状態に「更新成功」表示されると、成功
- 「ダイナミックDNS設定情報」にIPアドレスとドメイン名が表示される
- スマホから、Internet経由でアクセスするには、
- ブラウザのアドレスに、ホスト名(例:abvdefg12345.hopto.org)を入力する
- 参考)なお、ルーターの設定画面にログインするには、事前に設定が必要
- 詳細設定から[管理]-[システム設定](ページ75/212) で
- 「Internet側リモートアクセス設定を許可する」有効をチェックONして、
- 許可IPアドレスと許可ポートを設定
- 詳細設定から[管理]-[システム設定](ページ75/212) で
No-IPをルーター(TP-Link)へ設定する手順
- 具体的な手順
- 設定画面を表示して、「動的DNS」をクリックして、「DDNS 設定」を表示
-
- サービスプロバイダー「No-IP(www.noip.com)」を選択し、
- No-IPで登録した情報を入力して
- 「ドメイン名」: ホスト名 (例では abvdefg12345.hopto.org)
- 「ユーザー名」: メールアドレス
- 「パスワード」: パスワード
- 「DDNSを有効にする」にチェックonして
- 「ログイン」ボタンをクリックで、設定完了
- 「接続ステータス」欄が、「切断」から「正常に完了しました。」に表示変更されると、成功
- スマホから、Internet経由でアクセスするには、
- ブラウザのアドレスに、ホスト名(例では abvdefg12345.hopto.org)を入力する
参考)設定画面の表示方法
参考)
「DDNSの無料サービスでオススメな3つの「ieServer」「mydns」「No-IP」の特徴と利用手順をまとめてみた」