バッファロー個人向け無線ルーターの「隔離機能」と「プライバシーセパレーター」とは、一見すると似ている機能だが、利用する場面が全く違う。その特徴と説明を記述。
「隔離機能」と「プライバシーセパレーター」とは
「隔離機能」は、そのSSIDに接続している無線機器はInternet側とだけ通信可能になる
- SSIDごとに設定可能
- そのSSIDに接続している無線端末はインターネット側とだけ通信できる
- 「隔離機能」設定を有効にすると、
- 同じSSIDに接続した無線端末とは、通信できない
- 違うSSIDに接続した無線端末とも、通信できない
- 有線に接続した端末とも、通信できない
- 想定する利用場面
- WEPネットワークに(暗号化レベルが低く、セキュリティが弱い)外部から進入された場合、他の端末に被害を拡大しないために、あらかじめ設定しておく
- ゲストポートは、この「隔離機能」を利用して実装している
- 参考例)
- まず、設定画面を表示して、[詳細設定]クリック
- 参考(ゲーム機の場合)
「プライバシーセパレーター」は、接続している無線機器は、同じ周波数帯の無線機器とだけ通信できなくなる。
- 無線の周波数帯(2.4 GHzまたは5 GHz)ごとに設定可能 (SSIDごとではない)
- 無線端末は、インターネット側と通信できる
- 「プライバシーセパレーター」設定を有効にすると、
- 同じ周波数帯に接続した無線端末とは、通信できない
- 違う周波数帯に接続した無線端末とは、通信できる
- 有線に接続した端末とは、通信できる
- 想定する利用場面
- 有線端末とだけファイル共有する場合に設定(同じ周波数帯の無線端末との通信をできなくする)
- よくある副作用トラブルの例としては、「プライバシーセパレーター」を有効にすると、PC(無線)からプリンタ(無線)への印刷ができなくなる現象。
- 参考(WXR-1900DHP3の説明例)
参考)