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TP-Linkの無線ルーターが不安定、速度が遅い場合の対策方法

TP-Linkの無線ルーターが不安定、速度が遅い場合の対策方法を説明。WiFi(無線)はつながっているが不安定・遅い場合の対策としては、電波干渉を避けるための無線チャンネルの変更、ダブルルーターの場合のAPモード(アクセスポイントモード、ブリッジモード)への変更、IPv6パススルー機能、NATブースト、IGMPスヌーピング、スマートコネクトの無効化などがある。

TP-Linkの無線ルーターが不安定、速度が遅い場合の対策

アンテナの方向によって電波が届かないのが原因の対策

  • アンテナの位置や方向を変えてみる
    • 無線ルーターが内蔵アンテナの場合には、本体自体の向きを変えてみる
  • 無線ルーターを置く位置は、電波が障害物にさえぎられない位置が良い(できるだけ高い位置で見通しがきく位置がよい)

電源が原因の場合の対策

  • 無線ルーターの電源がタコ足配線になっている場合には、別のコンセントから電源を取る
    • 理由)タコ足配線により、電圧が低くなっている場合には、動作が不安定になる。

PC端末に問題がある場合の対策

LANケーブルが原因の場合の対策

  • モデム・ONUと無線ルーターとを、接続しているLANケーブルが切れかかっている場合には、LANケーブルを新しいものに変更する
  • 不適切なカテゴリのLANケーブルを使用している場合がある

ダブルルーター(2重ルータ―)になっているのが原因の場合の対策

  • ダブルルーターとは、上位のモデムやONUがルーター機能を持っていて、ルータ―が2つ存在する状態をいう
    • 上位にルーターがあり、さらに無線ルーターもルーターモードで動いている(ダブルルーター)と無駄なNATが入るため遅くなる
  • ダブルルーターの場合には、無線ルーターをAPモード(アクセスポイントモード、ブリッジモード)にする
  • これで、インターネットにつながれば、完了
  • つながらなければ、動作モードをルーターモードに戻して、以下の手順へ
     
  • 参考)上位のモデムやONUがルーター機能を持っているかいないか、を知るには、2つの方法がある
    • 方法1)型番やランプ状態で判断できる。以下のリンクを参照。

無線チャンネルの電波干渉やノイズが原因の場合の対策

まず、無線ルーターの管理画面を表示して、以下のリンク先の内容に従って、設定を変更します。

「ルーターのWi-Fiが不安定な時はどうすればいいですか?」

  • 周辺の電波環境によって、使用する周波数帯域の幅を変更する
    TP-Linkの無線ルーターの高速化「チャンネル幅」(チャンネルボンディング)の設定方法
    • ノイズが少なく電波環境が良い場合には、使用する周波数帯域を広く(速く)すると、スピードが速くなる
    • ノイズが多くて電波環境が悪い場合には、使用する周波数帯域を狭く(遅く)すると、ノイズの影響が減るためにスピードが速くなる場合がある
    • (参考: バッファローだと、「倍速モード」と呼ばれる機能に相当)

無線ルーターの設定が原因の場合の対策

  • IPv6パススルー機能を無効化する
  • NATブーストを無効化してみる(一部機種)
    • 理由)一部機種にはNATブーストという機能が備わっており、その機能を無効化することで安定する場合があるため
    • 管理画面内の詳細設定 > システムツール > システムパラメーターの「NATブーストを有効にする」をチェックOFFする
  • IGMPスヌーピングを無効化してみる
    • 理由)IGMPスヌーピングを無効化することで安定する場合があるため
    • 管理画面内の 詳細設定 > インターネット > IPTV の IGMPスヌーピング「有効」をチェックOFFする
  • 遅いスマホなどの機器を「アドレス予約」という設定に追加する
    • 理由)原因は不明(同じIPアドレスを使用することになる。私見だが、DHCPリース時間と関係あるかもしれない)
    • 管理画面内の 詳細設定 > ネットワーク > DHCPサーバー
      • 「アドレス予約」の項目にある「+追加」をクリックして
      • 「接続されたデバイスを見る」から該当する端末を選び、「保存する」をクリックする
  • ブリッジモード(アクセスポイントモード)で使用している場合、IPアドレスを固定してみる
    • 理由)原因は不明だが、不安定時の解決策として公式にFAQにある
    • 管理画面内の 設定 > ネットワーク > LAN 
      • IPアドレス・サブネットマスク・デフォルトゲートウェイを入力
    • 又は 管理画面内の インターネット > LAN
      • IPアドレス・サブネットマスク・デフォルトゲートウェイを入力

FAQ「ブリッジモード(アクセスポイントモード)のルーターのIPアドレスを固定するには」

特定の端末をDecoのWiFiに接続できない場合

FAQ「特定の端末をDecoのWi-Fiに接続できない場合は」

FAQ「TP-Link製品のWi-Fiに接続するとセキュリティに関する警告が表示される場合」

  • Decoモデルは、2020年11月に全Decoモデルのセキュリティ設定をAESに移行した。
    (それまでは様々な機器との接続が必要となるため高い互換性を持つWPA/WPA2 TKIPを利用していた)
  • そのため、AESに対応していない古い端末はDecoに接続ができなくなった。そういった端末がある場合は
    • Decoのセキュリティー設定を、WPA2-PSK [AES] / WPA-PSK [TKIP]に変更する

DHCPリース時間の長さ が原因の場合の対策

  • TP-LinkのDHCPリース時間の初期値は、他社と比べて短い(120分)ので、もっと長くする
    • 症状)スマホのアプリの立ち上がり(読み込み)が遅い。
    • 対策)DHCPリース時間を最大の2880(48時間)の設定にする(120 → 2880)
      • 例)管理画面内の設定画面>DHCPサーバー>アドレスリース時間

スマートコネクトが原因の場合の対策

たまにパケットが詰まった感じになる場合(スピード自体は問題ない)の対策

余計な動作/アクセスに時間がかかっている場合の対策(「回線速度が遅い」などと表示される場合)

端末のIPアドレス自動取得(DHCP)に問題がある場合の対策

Android端末(スマホ)との相性? の問題の対策(原因など不明)

ファームウェアを最新にする

回線自体が遅い場合の対策

  • プロバイダや回線の会社(NTT、CATV、電力会社系)に連絡を取り、相談する
    • モデムに直接、PCを有線接続(広帯域接続)して、スピードを確認してから相談する方が良いでしょう

参考)TP-Linkの無線ルーターでの設定

FAQ「ルーターのWi-Fiが不安定な時はどうすればいいですか?」

FAQ「ブリッジモード(アクセスポイントモード)への動作モード切り替え方法」

FAQ「ルーターのファームウェア アップグレードの方法について」

参考)機種ごとの初期設定の方法

注意)もし以下のリンクをクリックした時にリンクエラーになったら
 エラーとなったURLをコピーして、ブラウザのURL入力欄に貼り付けして、アクセスすると表示可能です。

参考)

 

管理者栗太郎: