光メディアコンバーター、SFP光トランシーバー(バッファロー)の種類と特徴、製品仕様
バッファローの 光メディアコンバーターとSFP光トランシーバーの違いと種類・特徴や機能を説明。光ファイバーの2芯と1芯、マルチモードとシングルモード、WDMとLFP などについて記述。仕様、価格、接続方法の一覧も説明。
光ファイバーを使用(光メディアコンバーター、SFP光トランシーバー)
光ファイバーを使用する場合(LANケーブルでなく)
- スイッチ(ハブ)間の距離が大きい場合(100m以上)、LANケーブルでは接続できない場合
- その場合には、LANケーブルの代わりに光ファイバーを使用して接続する。
光ファイバーを使用する方法には、2種類
- 光ファイバーを使用する方法には、2種類ある。
- 方法1)光メディアコンバーターを使用する方法
【スイッチ】—————————————-(LANケーブルでは遠すぎる)———————————- 【スイッチ】
【スイッチ】—-【光メディアコンバーター】~~ 光ファイバー ~~ 【光メディアコンバーター】—-【スイッチ】
-
- 方法2)SFP光トランシーバーを使用する方法
【スイッチ】—————————————-(LANケーブルでは遠すぎる)———————————- 【スイッチ】
【スイッチ(SFPポート)】【SFP光トランシーバー】~~ 光ファイバー ~~【SFP光トランシーバー】【スイッチ(SFPポート)】
光メディアコンバーターとは(方法1)
- 光ファイバセグメントを LAN ネットワークに挿入するのに用いる
- LAN ケーブルの距離制限(100m)を超えて、イーサネット ネットワークを延長することができる
- (光ファイバーは伝送損失が少ないため)
【スイッチ】—————————————-(LANケーブルでは遠すぎる)———————————- 【スイッチ】
【スイッチ】—-【光メディアコンバーター】~~ 光ファイバー ~~【光メディアコンバーター】—-【スイッチ】
光メディアコンバーター(法人向け)の種類と使用方法
- バッファローの光メディアコンバーターの製品と種類については、以下を参照
- 仕様、価格、接続方法
型番 | スピード | モード | 芯数 | 通信 距離 |
価格 (税抜) |
接続方法 |
BMC-GT-M550M | GIGA | マルチ | 2芯 | 550m | ¥24,800 | 同じ型番の商品2台を対に |
BMC-GT-S10K | GIGA | シングル | 2芯 | 10km | ¥34,800 | 同じ型番の商品2台を対に |
BMC-GT-S10K/WA | GIGA | シングル | 1芯 | 10km | ¥49,800 | 「S10K/WA」と「S10K/WB」を対に |
BMC-GT-S10K/WB | ¥49,800 | |||||
LTR2-TX-MFC2R | 100M | マルチ | 2芯 | 2km | ¥19,800 | 同じ型番の商品2台を対に |
LTR2-TX-SFC20R | 100M/10M | シングル | 2芯 | 20km | ¥24,800 | 同じ型番の商品2台を対に |
LTR2-TX-SFC5R | 100M/10M | シングル | 2芯 | 5km | ¥24,800 | 同じ型番の商品2台を対に |
LTR2-TX-WFC20AR | 100M/10M | シングル | 1芯 | 20km | ¥39,800 | 「WFC20AR」と「WFC20BR」を対にして |
LTR2-TX-WFC20BR | ¥39,800 |
光ファイバーには、物理的な種類として、2芯と1芯とがある。
- 2芯は、1本のファイバー線は送信、もう1本のファイバー線は受信、と分けて通信する
- 1芯は、1本のファイバー線で送信/受信を共有し、波長を変えて通信する
マルチモードとシングルモードとがある。
- マルチモード(MMF(Multi Mode Fiber))
- 複数の反射(屈折)角から成る光をまとめて利用する伝送方法
- 光ファイバーの末端を機器に接続するのが容易(位置合わせが簡単)で、ネットワーク機器も安価なものが利用できる。総じてシステム全体を安く構築できるというわけだ。
- 長距離伝送には向かない。
- 複数の角度を持つ伝送波を同時に取り扱うので、運ぶ距離とともに信号にひずみが出やすいため。
- 光ファイバーのコアの直径は9~10μm
- 最長で2km程度
- シングルモード(SMF(Single Mode Fiber))
- 単一の反射(屈折)角を利用する伝送方法
- コア系が細く曲げに弱い
- 伝送損失が低いため長距離伝送に適す
- 1種類の波のみを運べばよいので、信号にひずみが出にくく、長距離で安定する
- コアの直径がシングルモードに比べて大きい(50μmと62.5μm)
- 最長で40km程度
機能としては、WDMとLFPとがある
- WDM(Wavelength Division Multiplexing)
- 異なる波長の光は干渉し合わない特徴を利用して、1芯で送信/受信を実現する機能。
- LFP(Link Fault Pass Through)
- 光もしくはメタルリンクのトラブルによりリンクが切断された場合、もう一方のリンクを自動的に切断する機能。
- STP(SpanningTreeProtocol)を用いた冗長ネットワーク構築時にすばやいネットワーク回復が期待できる。
- 参考)「LFP(Link Fault Pass Through)機能に対応」
SFP光トランシーバーとは(方法2)
SFP光トランシーバーの使い方
- SFP(Small Form Factor Pluggable) 「SFPが何か理解できておりません」
- SFPポートのあるスイッチに、SFP光トランシーバーを差し込んで使う
- バッファローのスイッチには、SFPポートが2ポートのものと、4ポートのものがある
【スイッチ】—————————————-(LANケーブルでは遠すぎる)———————————- 【スイッチ】
【スイッチ(SFPポート)】【SFP光トランシーバー】~~ 光ファイバー ~~【SFP光トランシーバー】【スイッチ(SFPポート)】
2つのSFPポートを別規格(1000BASE-SX、1000BASE-LX)で接続してもよい
【スイッチ】
(SFPポート1)【SFP光トランシーバー(1000BASE-SX)】~~ 光ファイバー ~~ →別スイッチのSFPポートへ
(SFPポート2)【SFP光トランシーバー(1000BASE-LX)】~~ 光ファイバー ~~ →別スイッチのSFPポートへ
発売中のSFPトランシーバー製品
型番 | 規格 | 価格 (税抜き) |
BS-SFP-GSR | 1000Mbps(1000BASE-SX) | ¥29,800 |
BS-SFP-GLR | 1000Mbps(1000BASE-LX) | ¥49,800 |
BS-SFPP-XL | 10Gbps(10GBASE-LR) | ¥59,800 |
BS-SFPP-XS | 10Gbps(10GBASE-SR) | ¥39,800 |
BS-SFPP-XT | 10Gbps(10GBASE-T) 5Gbps(5GBASE-T) 2.5Gbps(2.5GBASE-T) 1000Mbps(1000BASE-T) 100Mbps(100BASE-TX) |
¥69,800 |
参考)