無線ルーター(バッファロー WXR、WSR、WHR、WZR)を中継機として設定する方法、つながらない対策
バッファロー製のWi-Fiルーター(中継機能のあるWXR、WSR、WHR、WZR シリーズ)を中継機として設定する方法の手順を説明。中継がつながらない場合 や 初めて設定する手順を説明。中継機が出すSSIDの仕様も説明。なお、WCRシリーズ、WSR-300HP、WSR-1166DHPL、WSR-2533DHPL2には、中継機能がない。
中継するとは
中継機(「中継機能があるWi-Fiルーター」を含む)の働きと仕組み
- 距離が遠い、厚い壁があるなどの理由で、親機の電波が弱いため、PCやスマホのインターネットへの接続が不可能、不安定な場合に中継機を導入します。中継機の働きは、
- 中継機が、親機の電波を受信して
- 中継機が、受信した親機の電波を、強くして出すことで
- PCやスマホに届く電波が強くなることで、安定して通信ができるようにする
中継機(「中継機能があるWi-Fiルーター」を含む)はどこに置く?
親機が出している電波を受信できなければ、中継機として動作できません。
- 中継機の初期設定をする時は、親機のすぐそばで設定する
- 中継機の設定完了後は、親機の電波が届く範囲内(で、端末に近い所)に置く。
- 「中継機能があるWi-Fiルーター」の場合には、スマホなどでの受信電波サインで確認する。
中継機の設定の基本手順
- 中継機(「中継機能があるWi-Fiルーター」を含む)が、親機と接続できるものなのかどうかを確認
- 親機と中継機とは、接続できない組み合わせがある。それをチェックする
- 中継機の設定方法(リンク先)に従って、設定する。
- 動画とイラストで、確実に設定できる手順がわかる
中継機が、親機と接続できるかどうかを確認し、中継設定の手順を見る
- 中継機(「中継機能があるWi-Fiルーター」を含む)と親機が接続できるかどうかを、以下のページで確認
- [アンサーID: 700]中継機能で接続できる無線LAN親機の組み合わせについて
- 中継機が、「中継機能があるWi-Fiルーター」の一覧にあるかどうか?
- 一覧にない場合、
- WSR-2533DHPL2は、中継機能なし(WSR-2533DHPL、WSR-2533DHPL-Cには中継機能あり)
- 参考)WSR-2533DHPシリーズ、WSR-1166DHPシリーズの機能比較
- WSR-A2533DHP2は(一覧にないが)WSR-2533DHP2と同じです(バッファローの更新が間に合ってないだけです)
- WHRシリーズ や WZRシリーズ は
- それでも機種名がない場合には、中継機能がないWi-Fiルーターである
- WSR-2533DHPL2は、中継機能なし(WSR-2533DHPL、WSR-2533DHPL-Cには中継機能あり)
- 一覧にない場合、
- 機種名タブより中継機として利用する商品名(WXR,WSRなど)を選択し、商品名を選択
- 「接続可能なWi-Fiルーター」で、自分の持つ親機と接続可能か、を確認する
- 「接続手順」の、機種をクリックして設定手順を見る
- 「注意事項」も参考にする(中継機を2台接続可能か、など)
- 中継機が、「中継機能があるWi-Fiルーター」の一覧にあるかどうか?
- [アンサーID: 700]中継機能で接続できる無線LAN親機の組み合わせについて
- 通信速度については、以下を参照
中継機の設定方法は2種類:「WPS(AOSS)で設定」と「手動で設定」
設定方法によって、出るSSIDが異なる。
-
中継機の設定方法には、2種類
- 方法1)WPS(AOSS)で設定する方法
- 方法2)手動で設定する方法
-
方法1)WPS(AOSS)で設定する方法
- 親機にWPS(AOSS)ボタンがある機種は、この方法で設定
- 親機もバッファローの製品なら、AOSSボタンがあります
- 親機が他社製品でWPSボタンがある場合
- WPS(AOSS)ボタンを押すだけなので、手順は簡単
- 中継機から出るSSIDは、親機のSSIDと同じもの(親機を引き継ぐのでローミング可能)
- 親機のSSIDをX-a、X-g とし、中継機のSSIDをY-a、Y-g と想定すると
- 中継機から出るSSIDは、X-a,X-gのみ。Y-a,Y-gは出ない。
- 親機にWPS(AOSS)ボタンがある機種は、この方法で設定
-
方法2)手動で設定する方法
- 親機にWPS(AOSS)ボタンがない機種は、この方法で設定
- 方法1)WPS(AOSS)設定で失敗・設定できない場合にも、この方法で設定
- 中継機から出るSSIDは、[無線設定][中継機能(WB)](ページ52/128)の「無線LAN親機設定」によって変わります。
- 親機のSSIDをX-a,X-g 、 中継機のSSIDをY-a、Y-g と想定すると
- 「無線LAN親機設定」が「接続時に中継機能の設定で動作する」チェックON(デフォルト)の場合には、
- 親機と11gで接続した場合に、中継機から出るSSIDは、X-g(5GHz)、X-g(2.4GHz)が出る。X-a、Y-a、Y-g は出ない。
- つまり、SSIDは同じで、別周波数帯の2つの電波が出る。
- (ただし、スマホやPCでSSIDを2個表示か、1個表示かは端末次第)
- つまり、SSIDは同じで、別周波数帯の2つの電波が出る。
- 親機と11aで接続した場合に、中継機から出るSSIDは、X-a(5GHz)、X-a(2.4GHz)が出る。X-g、Y-a、Y-g は出ない。
- つまり、SSIDは同じで、別周波数帯の2つの電波が出る。
- (ただし、スマホやPCでSSIDを2個表示か、1個表示かは端末次第)
- つまり、SSIDは同じで、別周波数帯の2つの電波が出る。
- 親機と11gで接続した場合に、中継機から出るSSIDは、X-g(5GHz)、X-g(2.4GHz)が出る。X-a、Y-a、Y-g は出ない。
- 「無線LAN親機設定」が「接続時に中継機能の設定で動作する」チェックOFFの場合には、
- 中継機から出るSSIDは、Y-a、Y-g のみ。X-a、X-g(親機のSSID)は、引き継がないため出ません。
- 従って、親機と中継機のどちらに、端末がつながっているかが明確になるメリットがあります(こちらを推奨)。
中継機の機種ごとの設定方法
- 以下のリンクに、機種ごとの設定方法が、テキストと動画で説明されています。
中継機設定での注意点
- 設定の最初に、中継機として設定する「中継機能があるWi-Fiルーター」のRESETを必ず行うこと。
- これは、よく忘れるので注意。必須です。
- 設定に失敗して、もう一度設定をやり直すときにも、必ずRESETすること。
- RESETの方法「Wi-Fiルーター・中継機の初期化ボタンより初期化を行う方法」
- 中継機(中継機能があるWi-Fiルーター) と 端末(PCやスマホ) とを接続して設定する。 (親機ではなくて、中継機と端末とを接続)
- 中継機と端末とを無線接続して設定する場合には、
- 端末を無縁接続するのは、中継機です(端末と親機とを無線接続するのではない。SSIDに注意)
- 中継機とPCとを有線接続して設定する場合には、
- PCをLANケーブルケーブルで有線接続するのは、中継機(中継機能があるWi-Fiルーター)のLAN端子です(Internet端子ではない)
- 中継機と端末とを無線接続して設定する場合には、
- ファームウェアは、最新版にしたほうがよい(例:一部の無線LAN商品の脆弱性について)
- 親機のSSIDは、半角英数字のみを使用する
- 親機のSSIDに日本語(マルチバイト)が含まれていると、接続できない場合がある。
- Apple社のWi-Fiルーター(AirMac Extreme、AirMac TimeCapsule など)で、日本語のSSIDを使用可能
参考)