ネット脅威ブロッカーとは何か、設定方法、利用中止の方法(バッファローの無線LANルーター)
バッファローの無線ルーターに搭載の「ネット脅威ブロッカー」は、家庭にあるスマート家電をサイバー攻撃から守るセキュリティー機能を持つ。i-フィルターとの違いも説明。利用中止の設定方法。
外部からの不正な遠隔操作や、マルウェア等によるパソコン内のデータ、防犯カメラの映像などの個人情報流出を防ぐ。また、家庭の機器が踏み台にされて他者の機器をDoS攻撃することからも防ぐ。
ベーシック機能とプレミアム機能とがあり、プレミアム機能はお子様へ見せたくないサイトも設定可能。
「WiFi6対応ルーターの型番末尾が『B』の機種」は、ネット脅威ブロッカーは非搭載。
「WiFi6対応ルーターの型番末尾が『P』の機種」は、ネット脅威ブロッカー2プレミアム(デジオン)を搭載。
「WiFi6対応ルーターの型番末尾が『S』の機種」は、ネット脅威ブロッカー(カスペルスキー)を搭載。
ネット脅威ブロッカー
(注意)カスペルスキーを国家安全保障に対する脅威と見なす件
- 2022年3月25日、米国連邦通信委員会(FCC)が、国家安全保障に対する脅威と見なす通信機器・サービス業者のリストにカスペルスキー社を追加しました
- 「ネット脅威ブロッカー」の利用中止の設定方法は以下。
ベーシック機能とプレミアム機能とがある。
- ベーシック機能は、
- 情報漏洩ブロック、危険UPnPブロック : 情報流出から守る
- 悪質サイトブロック : フィッシング詐欺から守る
- キッズタイマー : お子様のネット利用時間を制限
- プレミアム機能は、
- コンテンツフィルターPlus : お子様を有害サイトから守る (IPv4のみサポート)
- プッシュ通知/リモートアクセス、利用時間統計 : 外出先からスマホで制御・確認
無線ルーターの型番末尾 : 『P』『S』『B』の機種 の違い
- メディアの記事
- WiFiルーターとしての仕様は全く同じ
- 「ネット脅威ブロッカー プレミアム」・「ネット脅威ブロッカー ベーシック」の搭載/非搭載の違いのみ
- 「型番末尾が『P』の機種」
→「ネット脅威ブロッカー2 プレミアム」(1年間無料ライセンス付)搭載 - 「型番末尾が『S』の機種」
→「ネット脅威ブロッカー プレミアム」または「ネット脅威ブロッカー ベーシック」を搭載 - 「型番末尾が『B』の機種」
→「ネット脅威ブロッカー プレミアム」も「ネット脅威ブロッカー ベーシック」も非搭載
- 「型番末尾が『P』の機種」
ルーターの型番末尾『P』の機種が必要な理由(推測です)
- 型番末尾が『B』の機種に加えて、型番末尾が『P』の機種が必要な理由は、「ネット脅威ブロッカー2」
- 「ネット脅威ブロッカー」のデータベースの供給、フィルタリングのジャンル情報の提供を
カスペルスキー社(ロシア)からデジオン社(日本)に変更して、「ネット脅威ブロッカー2」と名称を変更した。-
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- カスペルスキー社に影響されない機種が欲しかった?
- カスペルスキー社の製品は使っていない事を示すために製品型番を『P』にした。
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- 「ネット脅威ブロッカー」のデータベースの供給、フィルタリングのジャンル情報の提供を
ネット脅威ブロッカーの設定方法
StationRadar、connectアプリ や 設定画面を表示して設定する
- ライセンスを有効にする必要がある。ライセンスを有効にすることで初めて、ネット脅威ブロッカーを使用可能になる。
- StationRadar(スマホ、タブレット)や設定画面(PC)から、ライセンス認証する
WXR-11000XE12 の場合
- WXR-11000XE12は、 ネット脅威ブロッカー2プレミアム(デジオン社が提供)(1年間無料ライセンス付)
- 「1年間無料ライセンス付き」 → 1年後からは、ライセンスの更新(有料)が必要
WXR-6000AX12B、WXR-6000AX12P、WXR-6000AX12S の場合
- 参考)『WXR-6000AX12P/12S/12Bの違いについて』
- WXR-6000AX12Bは、ネット脅威ブロッカー搭載なし
- WXR-6000AX12Pは、 ネット脅威ブロッカー2プレミアム(デジオン社が提供)(1年間無料ライセンス付)
- WXR-6000AX12Sは、ネット脅威ブロッカープレミアム(カスペルスキー社が提供)(1年間無料ライセンス付)
- 「1年間無料ライセンス付き」 → 1年後からは、ライセンスの更新(有料)が必要
WXR-5700AX7B、WXR-5700AX7P、WXR-5700AX7S の場合
- WXR-5700AX7Bは、ネット脅威ブロッカー搭載なし
- WXR-5700AX7Pは、「ネット脅威ブロッカー2 ベーシック+プレミアム」(1年間無料ライセンス付)搭載
- WXR-5700AX7Sは、「ネット脅威ブロッカー ベーシック+プレミアム」(1年間無料ライセンス付)搭載
- ベーシック機能とプレミアム機能の、1年間無料ライセンス付き。1年後からは、ライセンスの更新(有料)が必要
WXR-5950AX12 の場合
- ネット脅威ブロッカーは、搭載されていない
WSR-6000AX8、WSR-6000AX8P の場合
- 機種毎のネット脅威ブロッカー
- WSR-6000AX8は、「ネット脅威ブロッカー ベーシック」搭載なし
- WSR-6000AX8Pは、「ネット脅威ブロッカー2 ベーシック」(1年間無料ライセンス付)搭載
WNR-5400XE6 の場合
- WNR-5400XE6は、ネット脅威ブロッカー搭載なし
WSR-5400AX6、WSR-5400AX6B、WSR-5400AX6S、WSR-5400XE6 の場合
- WSR-5400AX6は、「ネット脅威ブロッカー ベーシック」(カスペルスキー社が提供)搭載(無料ライセンスなし)(Ver.1.02で対応済み)
- WSR-5400AX6Bは、ネット脅威ブロッカー搭載なし
- WSR-5400AX6Sは、「ネット脅威ブロッカー ベーシック」(カスペルスキー社が提供)(1年間無料ライセンス付)搭載
- WSR-5400XE6は、「ネット脅威ブロッカー2 ベーシック」(1年間無料ライセンス付)搭載
- 「1年間無料ライセンス付き」 → 1年後からは、ライセンスの更新(有料)が必要
WSR-3200AX4B、WSR-3200AX4S の場合
- WSR-3200AX4Bは、ネット脅威ブロッカー搭載なし
- WSR-3200AX4Sは、「ネット脅威ブロッカー ベーシック」(カスペルスキー社が提供)(1年間無料ライセンス付)搭載
- 「1年間無料ライセンス付き」 → 1年後からは、ライセンスの更新(有料)が必要
WNR-3000AX4 の場合
- WNR-3000AX4は、「ネット脅威ブロッカー2 ベーシック」(1年間無料ライセンス付)搭載(ファームウェアVer.1.10で対応済み)
WSR-1500AX2B、WSR-1500AX2L、WSR-1500AX2S の場合
- WSR-1500AX2Bは、ネット脅威ブロッカー搭載なし
- WSR-1500AX2Lは、ネット脅威ブロッカー搭載なし
- WSR-1500AX2Sは、「ネット脅威ブロッカー ベーシック」(カスペルスキー社が提供)(1年間無料ライセンス付)搭載
- 「1年間無料ライセンス付き」 → 1年後からは、ライセンスの更新(有料)が必要
WSR-1800AX4、WSR-1800AX4B、WSR-1800AX4S の場合
- WSR-1800AX4は、「ネット脅威ブロッカー ベーシック」(カスペルスキー社が提供)(無料ライセンスなし)搭載 (Ver.1.03で対応済み)
- WSR-1800AX4Bは、ネット脅威ブロッカー搭載なし
- WSR-1800AX4Sは、「ネット脅威ブロッカー ベーシック」(カスペルスキー社が提供)(1年間無料ライセンス付)搭載
- 「1年間無料ライセンス付き」 → 1年後からは、ライセンスの更新(有料)が必要
WSR-3000AX4Pの場合
- WSR-3000AX4Pは、「ネット脅威ブロッカー2 ベーシック」(1年間無料ライセンス付)搭載
- 「1年間無料ライセンス付き」 → 1年後からは、ライセンスの更新(有料)が必要
WSR-2533DHPLS、WSR-2533DHPLB の場合
- ネット脅威ブロッカーの全般の説明は、以下を参照
- WSR-2533DHPLS「インターネットに接続する機器を脅威から守る(ネット脅威ブロッカー)」(ページ26/176)
- ベーシック機能のライセンス
- WSR-2533DHPLS には、1年間の無料ライセンス付き(プレミアム機能のライセンスは、付属しない)
- WSR-2533DHPLBでは、「ネット脅威ブロッカー ベーシック」を非搭載
WTR-M2133HS、WRM-D2133HS の場合
- ネット脅威ブロッカーの全般の説明は、以下を参照
- WTR-M2133HS「インターネットに接続する機器を脅威から守る(ネット脅威ブロッカー)」(ページ105/189)
- WRM-D2133HS「インターネットに接続する機器を脅威から守る(ネット脅威ブロッカー)」(ページ98/170)
- connectアプリ(スマホ、タブレット)や設定画面(PC)から、ライセンス認証する
- 参考)WTR-M2133HP、WRM-D2133HPでは、ネット脅威ブロッカーは使用不可
- ベーシック機能とプレミアム機能の、1年間無料ライセンス付き
- 1年後からは、ライセンスの更新(有料)が必要
「ルーターの型番末尾が『B』の機種」 の場合、非搭載
- WXR-6000AX12B、WXR-5700AX7B、WSR-5400AX6B、WSR-3200AX4B、WSR-1800AX4B、WSR-1500AX2B
WiFi6対応の機種のうち、「ルーターの型番末尾が『B』の機種」では、- 「ネット脅威ブロッカー プレミアム」・「ネット脅威ブロッカー ベーシック」を非搭載
「ネット脅威ブロッカー」で、通信スピードが遅くなる場合がある
- 「ネット脅威ブロッカー」を使用している場合にスピード遅いのなら、無効にしてみる。
- 「悪質サイトブロック・情報漏洩ブロック」を「使用する」OFFに
- 有害サイトを閲覧できないように制限する「コンテンツフィルターPlus」を「使用する」OFFに
「i-フィルター」と「ネット脅威ブロッカー」コンテンツフィルターの違い
- ネット脅威ブロッカーのコンテンツフィルターPlus(プレミアム版のみで使用可能)は、
- ルーターモードでも、APモード(ブリッジモード)でも使用可能
- i-フィルターは、ルーターモードでのみ使用可能(APモードでは使用不可)
- SSL通信(HTTPS)をブロックできる
- i-フィルターは、SSL通信をブロックできない
- コンテンツフィルターPlusの設定方法は以下
- ルーターモードでも、APモード(ブリッジモード)でも使用可能
「i-フィルター for BUFFALO」は、SSL通信(HTTPS)をフィルタリング(ブロック)できない(バッファロー)
参考)