FS-S1266 フリースポットルーターの設定方法(小規模施設用:飲食店や美容院、公民館など、256台)(バッファロー)
バッファローのFS-S1266は飲食店や美容院、公民館などの小規模施設に、無料公衆Wi-Fiサービスを開設できる導入キット。FS-S1266(法人向けFREESPOT対応ルーター、端末最大 256台(128台+128台)接続可能)の特徴、設定方法を説明(ファームウェアを最新にしましょう)。VLAN非対応。802.1X(TLS/TTLS/PEAP)非対応。VLAN、802.1X(TLS/TTLS/PEAP)を利用するなら、FS-M1266を検討してください。IPv6接続(IPoE/IPv4 over IPv6)には非対応。
FS-S1266 フリースポットルーターの設定方法
小規模施設用FREESPOT対応ルーター FS-S1266 の概要
- 専用のWi-Fiルーターと、施設利用者への案内用のステッカー同梱
- IPv4にのみ対応、IPv6接続(IPoE/IPv4 over IPv6)には非対応。
- 高速無線LAN規格「IEEE 802.11ac」(Wi-Fi5)に対応。「IEEE 802.11ax」(Wi-Fi6)には、未対応。
- 「IEEE 802.11ac」に対応する5GHz帯は最大866Mbps
- 2.4GHz帯は最大400Mbps
- 既発売の「フリースポット導入キット FS-600DHP」と比べて無線LAN性能を強化
- 公衆無線LANの不正利用を防止するための認証機能に対応し、利用者情報の取得により、施設の無線LAN悪用に対する抑止力が高い
- メール送信による認証方式(手入力/URLリンク)
- SNSアカウントを利用した認証方式
- アンテナ内蔵ですっきりとした外観の小型筐体
- 壁や天井への取付けが可能
- 機器の盗難やいたずらを防止するセキュリティカバーも標準で付属。
- PoE(Power over Ethernet)規格「IEEE 802.3af」への対応により、設置の⾃由度が広い
- ACアダプターは、標準で付属する
- PoEスイッチやPoEインジェクターからLANケーブル経由で受電できるPoE規格(IEEE 802.3af)への対応により、設置の⾃由度が広がる
- VLAN非対応。802.1X(TLS/TTLS/PEAP)非対応。
FS-S1266のインターネットへの接続
- FS-S1266のWAN側設定は3種類可能(FS-S1266はルーター機能 および DHCPサーバー機能を持っている)
- 手動設定 : 固定IPアドレスを設定
- DHCPクライアント(上位のDHCPサーバーからIPアドレス取得)
- PPPoEクライアント : プロバイダ情報を設定
FS-S1266の設置と初期設定の手順
- 設置や配線は、「はじめにお読みください」 を参照
- 「FS-S1266セットアップガイド」(有線か無線で接続して、FREESPOT設定、端末を接続する)
- 「FS-S1266設置ガイド」(物理的な設置方法)
- ユーザーマニュアルの「本製品の初期設定」(ページ17/100)での設定手順を参照
- 設定画面(192.168.11.1)から、admin/password でログイン
- 「詳細設定」から、
- 「WAN/LAN」-「WAN設定」(ページ50/100)を行う
- [管理設定]-[本体/パスワード](ページ76/100)で
- 管理パスワード(password)を変更
- [管理設定]-[FREESPOT管理者情報](ページ82/100)で
- FREESPOTの「管理者情報」「「設置場所情報」を登録
- [管理設定]-[FREESPOTマップ登録](ページ83/100)で
- FREESPOTサイトのFREESPOTマップ登録
- フリースポットコールセンター(http://www.freespot.com/about/access.html)
設定事例を参考にしながら、設定をカスタマイズする
- 「規模別の導入イメージ」 : FS-S1266、FS-M1266 の導入イメージ
その他
接続ガイドの紹介
- FREESPOT 利用者に接続方法をご案内する際に便利な接続ガイド
- 接続ガイドは、FREESPOT協議会のホームページ からダウンロードできます。
ファームウェアを更新
- 「FS-S1266ファームウェア」 ファームウェアをVer4.10 以降にアップデート
発生する現象) ・接続した端末からのインターネットサイトの名前解決ができず、通信ができなくなる ・無線は接続できているがユーザ認証の画面が表示されない(未認証端末) ・無線は接続できているがインターネットにつながらない(認証済端末) ・スマートフォンで接続した場合、一旦無線は接続できるが、4Gでの通信になる ・対象機器を再起動すると一旦復旧する
端末同時接続台数
- 最大256台(5GHz:128台、2.4GHz:128台)
- 2.4GHz 及び 5GHz同時通信 可能
緊急時モード
- 緊急時モードは、FS-S1266には搭載されていない(FS-M1266には、緊急時モードが搭載されている)
- 緊急時モードについては以下を参照
ポート開放、ポート変換
- ポート変換の情報を登録する
- [WAN/LAN]-[アドレス変換](ページ57/100)
- 「ポート変換テーブルの編集」ボタンをクリックして登録する
- [WAN/LAN]-[アドレス変換](ページ57/100)
機能など
- DHCPサーバー機能(LAN側)を持っている。
- ACアダプターは標準で同梱
- PoEに対応 : :IEEE 802.3af に対応(PoE受電対応はWAN端子のみ)
- 壁掛け・天井設置 可能 (金具を標準添付)
- セキュリティケースを標準添付
- 製品を固定するねじ穴や、配線ポート、リセットボタンを保護する
- 設置後にセキュリティカバーにカギをかけることで、いたずらしにくい設置が可能
- アンテナは内蔵
FREESPOT導入キットを二重ルーター(ダブルルーター)で導入する場合
FS-S1266と他機種(FS-600DHPとFS-R600DHP、FS-M1266)との違い
- FS-M1266は、VLAN、802.1X(TLS/TTLS/PEAP)にも対応。FS-S1266、FS-600DHP、FS-R600DHPは未対応。
- 「FREESPOT導入キットで利用できる認証方式は、型番やファームウェアバージョン毎でどのように異なりますか」
拡張アシスト機能は使用できない
- FS-600DHPでの「拡張アシスト機能」(ブリッジモードで接続)は、FS-S1266、FS-M1266では使用できない。
参考)