バッファロー無線ルーターのIPv6接続の動作状況がわかる[ステータス][システム]の見方
IPv6接続(IPv4 over IPv6 含む)がつながらない場合に、ルーターの動作状況がひと目でわかる「システム」を見ると、原因がわかる場合が多い。バッファローの有線・無線ルーターのIPv6接続時の設定画面の[詳細設定][ステータス][システム]の見るべき場所を説明。v6プラス、IPv6オプション、transix(DS-Lite)、OCNバーチャルコネクト、クロスパス。
バッファロー無線ルーターの
IPv6接続の動作状況がわかる[ステータス][システム]
IPv6 設定画面「詳細設定」の[ステータス]-[システム]の具体例
大項目 | 中項目 | 内容 | 備考 |
製品名 | WXR-5950AX12 Version1.01(R1.23/B4.56.78-1.00) | ||
エアステーション名 | AP-XXXXXXXXXXXX | ||
動作モード |
ルーターモード |
(1) | |
Internet | IPアドレス取得方法 |
インターネット@スタートを行う – PPPoE接続 |
(2) |
IPv6トンネル ゲートウェイ |
Setting – gw.transix.jp | 「transix」または「その他のDS-Lite」のみ | |
状態 |
通信中 |
(4) ★ | |
CEアドレス | XXXX::XXXX:XXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXX/XX | (5) ★ | |
IPv4アドレス | 123.45.67.89 | IPv4overIPv6 | |
利用可能ポート番号 | 6016-6031 10112-10127 14208-14223 18304-18319 ・・・ |
||
有線リンク | 1000BASE-TX(全二重) or 切断 |
||
MACアドレス | XX:XX:XX:XX:XX:XX | ||
LAN | IPアドレス | 192.168.11.1 | |
サブネットマスク | 255.255.255.0 | ||
DHCPサーバー | 有効 | ||
MACアドレス | XX:XX:XX:XX:XX:XX | ||
IPv6 | IPv6接続方法 | インターネット@スタートを行う or NDプロキシ接続 |
|
IPv6接続状態 | NDプロキシ | ||
グローバルアドレス | XXXX:XXXX:XXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXXX:XXX/XX or 「設定されていません」(←IPv6回線が来てない) |
(6) ★ |
|
Internet側Link Localアドレス |
XXXX::XXXX:XXXX:XXXX:XXX/XX | ||
IPv6デフォルト ゲートウェイ |
XXXX::XXXX:XXXX:XXXX:XXX/XX | ||
DNS1(プライマリー) | XXXX:XXXX:XXXX::X(自動取得) | ||
DNS2(セカンダリー) | XXXX:XXXX:XXXX:X::X(自動取得) | ||
LAN側LinkLocal アドレス |
XXXX::XXXX:XXXX:XXXX:XXX/XX | ||
サブネットID | 0000 | ||
インターフェースID | XXXX:XXXX:XXXX:XXXX | ||
アドレス配布方法 | ステートアドレスで自動配布 | ||
アドレス配布状態 | 配布中 |
[ステータス][システム]の見方
- IPv6接続の設定の確認方法
-
- (1)、(2)、(3) が、設定した通りになっているか、確認
- (2)IPアドレス取得方法
- IPアドレス取得方法が「インターネット@スタートを行う – DHCP接続」等のようにDHCP接続の場合、
- ダブルルーターになっているので(それでもつながるが)、ASをAPモードにした方が良い
- 理由)スピードが遅い、Webexができない等のトラブルが少なくなるため。
- ダブルルーターになっているので(それでもつながるが)、ASをAPモードにした方が良い
- IPアドレス取得方法が「インターネット@スタートを行う – DHCP接続」等のようにDHCP接続の場合、
- (4)状態
- 状態が「通信中」なら、正常にサーバー(PPPoEサーバーかDHCPサーバー)と通信できている
- 状態が「停止中(他の機器がCEアドレスを利用)」なら、他の機器がCEアドレスを利用している。
- 他の機器には、上位のホームゲートウェイ(ひかり電話対応ルーター)の可能性もある
- その場合、ASはAPモードにする
- 他の機器には、上位のホームゲートウェイ(ひかり電話対応ルーター)の可能性もある
- (5)CEアドレス
- CEアドレス(IPv6形式のIPアドレス)が取れているか。取れていないと、IPv6接続ができていない。
- 「2402」「2404」や「204b」等で始まるIPv6アドレスが多いかも。
- (すぐ下の欄「IPv4アドレス」は、IPv4 over IPv6 でのIPアドレス)
- IPアドレス取得方法が「・・・ - DHCP接続」の場合、CEアドレスの項目自体が存在しない
- CEアドレス(IPv6形式のIPアドレス)が取れているか。取れていないと、IPv6接続ができていない。
- (6)グローバルアドレス
- グローバルアドレス(IPv6形式のIPアドレス)が取れているか。「設定されていません」は、IPv6接続ができていない。
-
CEアドレスとは、CE(Customer Edge)ルーターのアドレス
- CEルーター(Customer Edge router)は、家庭内に存在する(ホームゲートウェイ や バッファローのルーターなど)
- BR(Border Relay)は、プロバイダ側(JPNE側)に存在するルーター
- BR と 家庭内のCEルーター とが通信する
- IPv4インターネットへの接続については、IPv4 over IPv6トンネルを経由して通信する(その際には、プライベートIPv4アドレスとグローバルIPv4アドレスの変換も必要)
- IPv6インターネットへの接続については、カプセル化や変換はせずに、そのまま通信する
- CEルーターは、BRから最初にCEアドレス(IPv6形式のアドレス)をもらう。CEアドレスは1個しかもらえない。そのCEアドレスを使って、IPv6アドレスやIPv4アドレス(IPv4 over IPv6)を受け取る。
- 参考)
- 「CEルーターとは」
- 顧客側のLANの終端で事業者の回線に接続されたルータで、LANからVPNへの出入口となるルータである。
一般的なIP-VPNサービスでは特殊なルータは必要なく、通常の機種を使用することができる。
- 顧客側のLANの終端で事業者の回線に接続されたルータで、LANからVPNへの出入口となるルータである。
- 徹底解説v6プラス「MAP概要」(ページ47/120)
- 「IPoEサービス IPv6アドレス一覧」 : IPoE 事業者が提供するIPv6アドレス
- 「CEルーターとは」
[ステータス][システム]の例)
参考)設定例
参考)IPv4接続時のステータス-システム
参考)設定画面を表示する方法