TP-Linkの中継器が不安定、速度が遅い場合の対策方法
TP-Linkの中継器(中継専用機、中継機能付きの無線ルーター)が不安定、途切れる、速度が遅い場合の対策方法を説明。中継器や親機のアンテナ調整、設置場所などを説明。「Wi-Fiミレル」や「Wifi Analyzer」を使って、電波状況(強度や周波数)を知ることが可能。
中継器が不安定、速度が遅い場合の対策
アンテナの方向によって電波が届かないのが原因の対策
中継器の設置場所やアンテナでの工夫
- 中継器のアンテナの位置や方向を変えてみる
- 中継器が内蔵アンテナの場合には、(可能な機種なら)本体の向きを変えてみる
- 中継器のアンテナが外付けの場合には、以下を参照
親機(無線ルーター)側の設置場所やアンテナでの工夫
- 親機(無線ルーター)のアンテナの位置や方向を変えてみる
- 親機が内蔵アンテナの場合には、本体の向きを変えてみる
- 親機のアンテナが外付けの場合には「外部アンテナの特性について」を参照
- 親機(無線ルーター)を置く位置は、電波が障害物にさえぎられない位置が良い
- (できれば、高い位置へ。端末を見通せる位置へ)
- 「中継器の最適な設置場所の探し方」
中継器の設置場所が原因の場合の対策
- 親機からの電波が届く場所に、中継器を置くことが大原則
- 具体例)1Fに親機、2Fに端末(PCやスマホ)がある場合
- 中継器の設置場所の候補としては、2つある。
- 2Fの(親機の電波が届く位置)に置く。
- 端末のある部屋に中継器を置いたら、親機の電波が届かない場合【図1】には
- 1Fの親機に近い部屋(真上の2Fの部屋)に、中継器を置いてみる【図2】
- 端末のある部屋に中継器を置いたら、親機の電波が届かない場合【図1】には
- 1Fの(親機の電波が届く位置)に置く。
- 1Fの部屋に中継器を置いたら、2Fの端末に電波が届かない場合には【図3】
- 2Fの端末に近い部屋(真下の1Fの部屋)で、天井に近い位置に、中継器を置いてみる【図4】
- 1Fの部屋に中継器を置いたら、2Fの端末に電波が届かない場合には【図3】
- 2Fの(親機の電波が届く位置)に置く。
- 中継器の設置場所の候補としては、2つある。
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- 【図1】親機と中継器とが遠い
(2F) 中継器 端末
(1F) 親機 - 【図2】中継器を親機の真上の部屋に置く
(2F) 中継器 →→→ 端末
↑
(1F) 親機 - 【図3】中継器と端末とが遠い
(2F) 端末
(1F) 親機 中継器 - 【図4】中継器を、端末の真下の部屋に置く
(2F) 端末
↑
(1F) 親機 →→→ 中継器
- 【図1】親機と中継器とが遠い
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参考)設置場所の参考になるツール(電波状況を知る)
- 「Wi-Fiミレル」や「Wifi Analyzer」を使って、電波状況(強度や周波数)を知ることが可能
- かんたんWi-Fi電波状況確認ツール「Wi-Fiミレル」のダウンロード
- 「WiFi Analyzer」のダウンロード
親機・中継器の間、中継器・端末の間が遠くて、
電波が弱いのが原因の場合の対策
- SSIDを11g(2.4GHz)のSSIDに接続する、のが原則(親機と中継器が近い場合には、11a(5GHz)でもよい)
- 理由)11g(2.4GHz)の方が、11a(5GHz)よりも壁や床を通り抜ける力が強いので、遠くまで届く。
- SSIDを変更する候補としては2つ
- 端末が中継器に接続するSSIDを、11g(2.4GHz)のSSIDにする
- 親機と中継器との接続を11g(2.4GHz)にしてみる(中継器をRESETしてから、再設定が必要)
原因が親機か、中継器か、を切り分ける
- 中継器の電源をOFFして、親機だけが動作している状態にしてみる
- その状態で、端末を親機に接続してみる
- 現象が再現するなら、中継器が原因ではない。親機が原因である
- 現象が再現しないなら、中継器が原因である
- その状態で、端末を親機に接続してみる
親機の設定が原因の場合の対策
- 保護者による制限、アクセスコントロール、バンドステアリング(スマートコネクト)、無線チャンネル
FAQ「中継器の接続が不安定になる可能性のあるルーターの設定」
中継器の設定がおかしくなっているのが原因の場合
- 中継器をRESETして、再度、中継機の初期設定を行う。
参考)
TP-Link無線ルーターのメッシュWi-Fiシステム Decoシリーズ(DecoX90、DecoX60、DecoX20、DecoM4、DecoM5)の違いと設定方法