中継機の選び方(バッファロー)WEX-1800AX4EA、WEX-1166DHP3がおすすめ
バッファローの中継機(中継専用機)の選び方を説明。親機の機種によっては、使用できない中継機があるので注意が必要。お奨めはWEX-1800AX4EA、WEX-1166DHP3、WEX-1166DHP2。推奨する理由と注意事項を説明。
なお、中継専用機(WEX、WEM)以外の選択肢として、中継機能を持った無線LAN親機もある。それについては、「無線ルーター(バッファロー WXR、WSR、WHR、WZR)を中継機として設定する方法、つながらない対策」を参照。
EayMeshの中継機については、「EasyMesh機能とは何か、対応機種と設定方法(バッファローの無線ルーター、中継機)」を参照。
中継機は WEX-1800AX4EA、WEX-1166DHP3 がお薦め
WEX-1800AX4EA、WEX-1166DHP3、WEX-1800AX4 を推奨する理由 (機能のバランスが良い)
- 親機が、バッファロー以外の製品であっても使用できる(親機の設定変更が不要なので簡単)
- 特に、中継機(WEX-5400AX6、WEX-1800AX4、WEX-1800AX4EA)は、EasyMeshにも対応
- EasyMeshで中継機設定するには、親機もEasyMesh対応である必要がある(他メーカーでも大丈夫)
- 注意)中継機(WEX-1800AX4、WEX-1800AX4EA)のファームウェアバージョンによっては、トラブル多い(2021年8月現在)
- 特に、中継機(WEX-5400AX6、WEX-1800AX4、WEX-1800AX4EA)は、EasyMeshにも対応
- 最新の認証方式、暗号化方式をサポートしている
- 特に、WEX-5400AX6、WEX-1800AX4EA、WEX-1800AX4は、802.11ax(WiFi6)対応かつWPA3対応
- 中継機として、十分なスピードがある。
- WEX-5400AX6(4803+573Mbps)
- WEX-1166DHP3(866+300Mbps)、WEX-1166DHP2(866+300Mbps)、WEX-1800AX4EA(1201+573Mbps)
- デュアルバンド接続可能な機種。 「中継機を選ぶポイントはデュアルバンド同時接続」
- LANポートが付いている(無線機能のないPC や TV や オーディオを接続できる)
- 外部アンテナが付いている(受信感度が良いため、通信品質が良い)
- WEX-1800AX4EA、WEX-1166DHP3、WEX-1166DHP2
- 残念ながら、WEX-1166DHPは販売終了済み。
- 同一機種なら、2台利用して、2段(親・子・孫)の接続が可能
- 電源コンセントに直接挿すことが可能(立てて使うことも可能)
- 親機ルーターが古い機種でも、つながる(AESもTKIPもサポートしている)
- WEX-1166DHPS2、WEX-1166DHPS、WEX-1166DHP3、WEX-1166DHP2は、電波が届く範囲がWEX-1166DHPよりも狭い
中継機(バッファロー)を選ぶ基準
- 親機ルーターが古い機種か新しい機種か。
- 親機や端末の設定を変更する必要が出てくるので設定が面倒。
- 古い親機がAOSS接続されていると、古い暗号化方式(TKIP)の場合がある。
- 古い親機ルーターの例)WHR-HP-***、 WZR-HP-*** など
- 無線機能のないPCやTVを接続できるLANポートが必要かどうか。
- 親機と同じくらいの速度のものを選ぶ(オーバースペックのものは買わない)
- 理由)親機よりも、速度が速くなることはないため
- デュアルバンド接続の機種を選ぶ。
- 理由)シングルバンド接続の機種よりも、スピードが速いため
- 独自メッシュネットワークの親機(WTR-M2133HS、WTR-M2133HP、WRM-D2133HS、WRM-D2133HP)を使用中の場合には、WEM-1266WPかWEM-1266が最適。
- WEX-1166DHP3、WEX-1166DHP2、WEX-1166DHPS2、WEX-1166DHPS、WEX-1166DHPは、独自メッシュネットワークの親機の中継機としても使用可能。
- WXR-5950AX12、WXR-2533DHP2を中継機として使用する場合、親機は限定される(WXR-5950AX12、WXR-2533DHP2。親機と中継機が同じ商品同士の場合にのみ使用可能)。
- WiFi6(IEEE802.11ax)、WPA3対応の親機を使用している場合、WiFi6、WPA3対応の中継機がある(WEX-5400AX6、WEX-1800AX4EA、WEX-1800AX4)
- WiFi6、WPA3対応の親機でなくとも、中継機として使用可能。
- 中継機能を持つ無線ルーターを、中継機として使用する手もある。
- 古い親機を使用している場合、一旦中継機として使用する。
上記の「選ぶ基準」の理由
- 親機が古いルーターの場合には、WEX-733Dを買ってはいけない(設定が面倒)。
- 無線機能がないPCやTVなどを、中継機にLANケーブルで接続する場合、WEX-733DHPを買ってはいけない(LANポートがない)。
- 親機のスピードよりも、スピードが速くなることはない。
- 最終的なスピードは、親機のスピードに制限される。
- 「デュアルバンド同時接続」対応の中継機なら、速度が半減する切替式やシングルバンドの商品と比べて速度が半減ぜず接続できる
- WEM-1266WP、WEM-1266は、独自メッシュネットワークの親機(WTR-M2133HS、WTR-M2133HP、WRM-D2133HS、WRM-D2133HP)でのみ使用可能
- 通常の親機(WXR,WSR,WHR,WZRシリーズ)の中継機としては、WEX-1266WPもWEX-1266も使用不可
- 親機を意識すること。
- 選ぶべき中継機が決まっている場合がある
- 新しい規格(WiFi6、WPA3)の親機の場合、新しい規格に対応する中継機がある
- 親機、中継機ともにWiFi6対応なら、スピードは速くなる
- EasyMesh機能を持つ親機の場合、EasyMesh対応の中継機だと、設定が簡単
- 古い親機を使用している場合、一旦中継機として使用し、親機を交換する時に中継機を親機として再設定することが可能。
中継機の比較表(バッファローの公式比較表)
その他の特殊事情(注意する点)
FAQ「中継機能で接続できるWi-Fiルーターの組み合わせについて」
- 中継機の専用機(WEX-シリーズ)は、親機としては使用できない。あくまでも中継機です。
- 法人向けアクセスポイント(WAPM、WAPS)に対して、
- 個人向けの中継機(WEX、WEM)を接続することはできない。動作保証外。
- 個人向けの中継機能付き親機(WXR、WSR、WHR、WZRなど)を、中継機として接続することはできない。動作保証外。
- WEX-5400AX6
- EasyMesh対応なので、中継設定が簡単(親機もEasyMesh対応の場合)
- 親機が、バッファロー以外の製品であっても使用できる(親機の設定変更が不要なので簡単)
- 外部アンテナがない。スピードは速い。
- WEX-1800AX4EA
- EasyMesh対応なので、中継設定が簡単(親機もEasyMesh対応の場合)
- 親機が、バッファロー以外の製品であっても使用できる(親機の設定変更が不要なので簡単)
- 最新の機種(2021年3月時点)。外部アンテナがあるので、送受信の能力はWEX-1800AX4よりも優れていると思われる。
- WEX-1800AX4
- EasyMesh対応なので、中継設定が簡単(親機もEasyMesh対応の場合)
- 親機が、バッファロー以外の製品であっても使用できる(親機の設定変更が不要なので簡単)
- 外部アンテナがないので、送受信の能力はWEX-1800AX4EAよりも劣る(値段の差は、これ)。その他の性能は、ほぼ同じ。
- WEX-1166DHP3、WEX-1166DHP2
- 親機が、バッファロー以外の製品であっても使用できる(親機の設定変更が不要なので簡単)
- 外部アンテナがあるので、送受信の能力はWEX-1166DHPSよりも優れていると思われる。
- WEX-1166DHPS2、WEX-1166DHPS
- 親機が、バッファロー以外の製品であっても使用できる(親機の設定変更が不要なので簡単)
- 外部アンテナがないので、送受信の能力はWEX-1166DHPよりも劣る(値段の差は、これ)。
- その他の性能は、WEX-1166DHPとほぼ同じ。
- WEX-733Dについて
- 親機が古いルーターである場合には、買わないこと
- (親機の暗号化方式の設定が、複雑になる可能性がある)
- WEX-733DHPTX、WEX-733DHPSについて
- LANポートがある(無線機能のないPCやTVやオーディオを接続できる)
- WEX-733DHP2、WEX-733DHPについて
- LANポートがない(無線機能のないPCやTVやオーディオを接続できない)
- WEX-G300について
- スピードが遅くなる(親機との通信、端末との通信とを同じ帯域で行なうため)
購入するなら)WEX-5400AX6(Amazon) WEX-1800AX4EA(Amazon) WEX-1166DHP3(Amazon)
参考)バッファロー以外のメーカーとの比較
中継機(専用機)の一覧・選び方、スピード・価格を比較(バッファロー、TP-Link、エレコム、NEC、IODATA、ASUS、NETGEAR)
参考)
- 初期設定用SSID、セットアップ用SSID(!Setup-A-xxxx、!SetupーG-xxxx)を出す能力をもつ中継機
- (WEX-5400AX6、WEX-1800AX4EA、WEX-1800AX4、WEX-1166DHP2、WEX-1166DHP、WEX-1166DHPS2、WEX-1166DHPS、WEX-733DHPTX、WEX-733DHPS、WEX-733DHP)は、DHCPサーバー機能を持つ(初期設定時のみ)。
- 設定時、中継機に無線接続した端末にはIPアドレスが降られる。(192.168.11.211など)
- 実は、WEX-733Dもセットアップ用SSID(Buffalo-A-xxxx、Buffalo-G-xxxx)を持つ(初期設定時のみ)。
中継機(WEX-1166DHP3,WEX-1166DHP2,WEX-1166DHPS2,WEX-1166DHP)の1段、2段の設定方法、つながらない対策(バッファロー)
中継機WEX-1166DHP3とWEX-1166DHP2とWEX-1166DHPSとWEX-1166DHPとの違い、設定方法(バッファロー)
中継機WEX-1800AX4、WEX-1800AX4EA(EasyMesh、WiFi6、WPA3対応)の違い、設定方法(バッファロー)