無線・有線ルーター(バッファロー)のポート開放、ポート変換、DMZ、UPnPの設定方法
バッファロー製の無線ルーター、有線ルーターの機種別にIPv4でのポート開放(ポートフォワーディング、ポートマッピング、仮想サーバ)の設定方法を具体的に説明。プロトコルやポート番号が不明な場合には、ポート開放ではなくて、DMZを使用することも可能。リモートデスクトップ(ポート番号3389)やマイクラ(Minecraftマインクラフ、ポート番号25565)などゲームアプリなどではよく使用する機能です。
- IPv6接続の場合には、以下のリンクを参照
「IPv6接続(v6プラス、IPv6オプション、OCNバーチャルコネクト)でポート開放する設定の注意点(WXR、WTR、WRM、WSRシリーズ)(バッファロー)」
バッファロー ルーター(IPv4接続)のポート開放の設定方法
最初に確認すること
- ルーター設定の前に、まずポート開放する「プロトコル」と「ポート番号」を明確にすること。
- カメラメーカーやゲームソフトのメーカーに問い合わせるなど。
- 上位にルーターがいないことを確認すること(ダブルルーターの確認方法)
- ダブルルーターの状態(2台のルーターを直列に使用する)だと、
- 上位のルーターでポート開放を設定する
- 下位のルーターは、APモード(ブリッジモード)に設定する
- ダブルルーターの状態(2台のルーターを直列に使用する)だと、
ポート開放の設定手順の概要
- ポート開放する内容(プロトコルとポート番号)を明確にする
- プロトコル TCP、UDPなど
- ポート番号 80番、443番など
- 例)プロトコルがTCPで、ポート番号が 80、443、3478、3479、3480
- プロトコルがUDPで、ポート番号が 3478、3479
- 明確なら、ルーター設定画面で、ポート開放の設定をする
- 端末(PCやNASやカメラなど)のIPアドレスを知っておくことが必要
- 不明確なら、DMZ(後述)を使用する
ポート開放の具体的な設定手順
- 無線ルーターの場合 : 設定画面を表示して、 [詳細設定]-[セキュリティー]-[ポート変換]
- WXR-6000AX12Sのポート開放(ページ84/228)
- WXR-5950AX12、WXR-5950AX12Rのポート開放(ページ157/227)
- WXR-5700AX7Sのポート開放(ページ74/210)
- WXR-2533DHP2のポート開放(ページ93/164)
- WXR-1900DHP3、WXR-1901DHP3のポート開放(ページ129/212)
- WXR-1750DHP2、WXR-1751DHP2のポート開放(ページ126/204)
- WSR-5400AX6のポート開放(ページ74/176)
- WSR-5400AX6Sのポート開放(ページ82/195)
- WSR-3200AX4Sのポート開放(ページ57/154)
- WSR-1800AX4のポート開放(ページ79/185)
- WSR-1800AX4Sのポート開放(ページ78/185)
- WSR-1500AX2Sのポート開放(ページ75/177)
- WSR-2533DHP2のポート開放(ページ82/129)
- WSR-A2533DHP2のポート開放(ページ85/132)
- WSR-2533DHPL、WSR-2533DHPL-Cのポート開放(ページ67/111)
- WSR-2533DHPLSのポート開放(ページ74/176)
- WSR-1166DHP4のポート開放(ページ100/134)
- WSR-1166DHPL2のポート開放(ページ34/105)
- WSR-1166DHPLのポート開放(ページ73/108)
- WSR-300HPのポート開放(ページ70/100)
- WCR-1166DSのポート開放(ページ44/72)
- WTR-M2133HPのポート開放(ページ111/165)
- WTR-M2133HSのポート開放(ページ128/189)
- WRM-D2133HPのポート開放(ページ105/148)
- WRM-D2133HSのポート開放(ページ121/170)
- WHR-300HP、WHR-300、WHR-HP-G300N、WHR-G301Nのポートを開放する方法(インターネットゲームをする/サーバーを公開する)
- 有線ルーター の場合
- BHR-4GRV2「ポートを開放する」(ページ92/114)
- 「ポート開放の設定方法/アドレス変換の設定方法」
- BBR-4HG、BBR-4MG、BBR-4MGV2のポート開放 ← バッファローの公式ページから削除されました
ポート開放の具体的な設定例(TCP443番ポート、UDP3478番ポート を開放)
- TCPの443番ポートを開放
- 「グループ」 : 「新規追加」を選択して、名前を入力(例:「group1」)
- 「Internet側IPアドレス」 : 「エアステーションのInternet側IPアドレス」を選択
- 「プロトコル」 : 「TCP/UDP」を選択して、
- 「任意のTCPポート」を選択して
- 「443」を入力
- (個人向けルーターでは、ポート番号を複数入れることはできない。別のポート番号を設定する場合には、もう1度新規追加して登録する必要がある。)
- 「LAN側IPアドレス」 : 端末のIPアドレスを入力(例:192.168.11.210)
- 「LAN側ポート」 : (空欄)でよい
- [新規追加]ボタンをクリック
- UDPの3478番ポートを開放
- 「グループ」 : 「新規追加」を選択して、名前を入力(例:「group2」)
- (各ポートごとに、異なる名前が必要)
- 「Internet側IPアドレス」 : 「エアステーションのInternet側IPアドレス」を選択
- 「プロトコル」 : 「TCP/UDP」を選択して、
- 「任意のUDPポート」を選択して
- 「3478」を入力
- (個人向けルーターでは、ポート番号を複数入れることはできない。別のポート番号を設定する場合には、もう1度新規追加して登録する必要がある。)
- 「LAN側IPアドレス」 : 端末のIPアドレスを入力(例:192.168.11.210)
- 「LAN側ポート」 : (空欄)でよい
- [新規追加]ボタンをクリック
- 「グループ」 : 「新規追加」を選択して、名前を入力(例:「group2」)
ポート番号やプロトコルがわからない場合には、DMZを利用
DMZ(DeMilitarized Zone 非武装地帯)を利用する場合の注意
- DMZとは、何か? ← この説明が初心者にもわかりやすい
- 外部(インターネット)からアクセス可能となる端末を、固定IPアドレスで指定する
- 固定IPアドレス(例:192.168.11.230)の端末のポートを全て開放することになる
DMZの設定手順の詳細
- 端末(ゲーム機やパソコンなど)のIPアドレスを固定 (例:192.168.11.230)
- ゲーム機のIPアドレスの固定方法は、ゲーム機メーカーへの問合せ
- ルーター設定画面で、固定IPアドレス(例:192.168.11.230)を[DMZのアドレス]に入力
- 「詳細設定」「セキュリティー」「DMZ」 (WXR-系(ページ131/212)、BHR-4GRV2 など)
- または 「ゲーム&アプリ」「DMZ」
参考)UPnPは、バッファロールーターでは、初期値「有効」
- 「UPnP」が有効であれば、ルーターでのポート開放の設定は不要(な場合が多い)。
- 「UPnP」が有効なために、かえって、設定したポート開放が動作しないことがある。その場合、「無効」にするとよい。
- 「UPnP」(Universal Plug and Play)とは、
- XML技術をベースに開発された、ネットワーク機器どうしの相互自動認識方式。
- ネットワーク上に接続されたデバイスの発見と機能の把握はSSDP(Simple Service Discover Protocol)を用いる。
- UPnP機能対応アプリケーション(ゲームなど)をNATによるIPアドレスやポート番号の変換を気にすることなく、複数の端末から同時に利用可能。
参考)ポート番号を指定したURLへのアクセス例
- ポート番号8080を指定したURLの例 https://kuritaroh.com:8080/
参考)ポート開放(仮想サーバ、ポート変換、ポートフォワーディング)
- ポート開放の別名表現は様いろいろ
- ポート開放 【仮想サーバ】
- 「ポート開放」という用語は内側の機器を主体とする表現
- 同じ機能をルータなど中継機器を主体に見る場合には「ポートフォワーディング」(port forwarding)
- 内側の機器を外部に対してサーバとして運用できるという意味で「仮想サーバ」(バーチャルサーバ)機能
- ポート開放 【仮想サーバ】
- 参考)マイクラSwitchでマルチプレイするには、ポート開放が必要
- 参考)「自宅PCで作成したマイクラサーバーのポート開放方法」
参考)リモートデスクトップ
- 「外から自宅や会社のWindows10パソコンにリモートデスクトップ接続する方法」
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3389番ポートがリモートデスクトップ接続に使われることは周知のこと。従って、インターネット上でこのポート(3389)を公開してしまうと、攻撃の対象になりかねない。
-
そこで、インターネットで公開するポートはリモートデスクトップで使わないポート(例:12345など、任意)にして安全を確保する。
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参考)設定画面の表示方法
参考)IPv6(v6プラス)のポート開放
IPv6接続(v6プラス、IPv6オプション、OCNバーチャルコネクト)でポート開放する方法と注意点(WNR、WXR、WTR、WRM、WSRシリーズ)(バッファロー)
参考)
この記事へのコメント
ダブルルーターだと、上位のルーターを設定する必要がある
とのことですが具体的にどのような設定が必要でしょうか。
現在ヤマハのNVR500からWSR-5400AX6(APモード)に繋いで無線LAN化して使用しておりますが
バッファローのNASにてBuffaloNAS.comを介した接続ができず困っています。
具体的にはUPnPが有効でないと弾かれてしまうのです。
コメントありがとうございます。
>ダブルルーターだと、上位のルーターを設定する必要がある
誤解しやすい記述をしてしまいました。すみません。変更しておきます。
「ダブルルーターだと、上位のルーターを設定する必要がある」の真意は以下です。
ルーター機器が直列に2台ある場合には、
・上位のルーターにポート開放の設定をすること
・下位のルーターをAPモード(ブリッジモード)に設定すること
ということです。
>とのことですが具体的にどのような設定が必要でしょうか。
上位のルーターはNVR500なので、NVR500でポート開放を設定することになります。
しかし、YAMAHAのNVR500の設定については、私は詳細を知りません。
「NVR500 ポート開放」「NVR500 静的IPマスカレード」などで検索してみてください。
お役に立てず、申し訳ないです。