NAS、簡易NASがWindows10、Windows11パソコンから見えない、つながらない対策

Pocket
このエントリーを Google ブックマーク に追加
LINEで送る

NASや簡易NASがWindows7からは見えるのに、Windows10、Windows11からは見えない場合はルーターが原因ではない。対応するSMB バージョンが原因である可能性が高い。その原因と解決方法を説明。

NASや簡易NASがWindows7からは見えるのに、Windows10、Windows11からは見えない場合はルーターが原因ではない。その原因と解決方法を説明。

  • 対象となるのは、NASや簡易NASへのアクセス
    • NAS(ルーターに、無線やLANケーブルで接続)
    • 簡易NAS(ルーターにUSBで接続)
  • 最近のWindows10やWindows11で、SMBv1が無効設定になっていることが、原因である可能性あり

不具合の原因は、SMBのバージョン

  • SMB(Server Message Block)とは、主にWindowsを中心とした環境でLANを通じてファイル共有やプリンタ共有などに使用される通信プロトコルの総称。複数のバージョンが存在する。
  • HDDには、3種類ある
    • SMBv1対応、ファームウェア更新でSMBv2対応のもの (HDD1) → LS210DLS210DC
    • SMBv1、SMBv2対応のもの (HDD2) → LS210DGLS220DGLS510DGLS520DG
    • SMBv2、SMBv3対応のもの (HDD3)
  • Windws7は、SMBv1とSMBv2とSMBv3の3つに対応の可能性が高い(設定で変更可能)
  • Window10は2017年秋のupdateで、SMBv1設定がデフォルトで無効となった。
    • つまり、最近のWindows10は、SMBv2とSMBv3の2つに対応。
  • Window11は、SMBv1設定がデフォルトで無効となった。
    • つまり、Windows11は、SMBv2とSMBv3の2つに対応。
OS/Version SMBv1 SMBv2 SMBv3
HDD1(SMBv1対応、ファームウェアでSMBv2対応):
LS210DLS210DC

Firmware
HDD2(SMBv1、SMBv2対応): 
LS210DGLS220DGLS510DGLS520DG
LS710D、LS720D
HDD3(SMBv2、SMBv3対応)
Windows7(デフォルト)
Windows10(2017年秋のupdate前)
Windows10(2017年秋のupdate~)
Windows11(デフォルト)
  • SMBv1対応、ファームウェア更新でSMBv2対応のHDD1の場合には、
    • SMBv1対応のWindows7、SMBv1非対応の最近のWindows10、Windows11 だと、上記の現象(Windows7からはHDD1を見えるが、最近のWindows10、Windows11 からはHDD1を見えない)が発生する。
  • SMBv1、SMBv2対応のHDD2の場合には、
    • SMBv1対応のWindows7、SMBv1非対応の最近のWindows10、Windows11 でも、上記現象は発生しない。Windows7、Windows10、Windows11 の両方から見える。

解決方法について(方法は2つ。いずれかを実施)

参考情報

参考)

Windowsのドライブ文字(ドライブレター)の変更・割り当て方法

バッファローのNAS(LinkStation、LS210D、LS210DC、LS210DG)の設定方法、つながらない対策

バッファローのNAS(LinkStation、LS510D、LS510DG、LS520D、LS520DG)の設定方法、つながらない対策

バッファローのNAS(LinkStation、LS710D、LS720D)の設定方法、つながらない対策

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。