法人向け無線VPNルーター VR-U300WのVPN(拠点間接続)の設定方法、つながらない対策(バッファロー)

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バッファローの法人向け無線VPNルーター VR-U300WのVPN(拠点間接続)の具体的な設定方法、つながらない対策を説明。
WiFi6(IEEE802.11ax)、WPA3対応。IPv6(IPoE / IPv4 over IPv6)、キキNavi、WLS-ADTに対応。USB端子は、1ポート(USB2.0 TypeA。USB Flash専用)。
VR-U300Wでは、IPsec VPNは最大16対地をサポートしており、拠点への設置に最適。YAMAHAのルーターRTX830とのVPN接続設定も紹介。
有線VPNルーター VR-U500Xでは、IPsec VPNは最大30対地をサポートしており、拠点だけでなくセンター側での利用にも最適。

VR-U300W 製品ページ

VR-U300WのVPN接続(拠点間接続)設定の方法

  • VR-U300Wの設定事例集
    • まず、設定事例をみて、VPN接続の概要とVPNの設定方法を理解するのがよい。
  • 各拠点が異なるIPセグメントになるように、各拠点のLAN側IPアドレスを設定することが必須です。

まず、VR-U300Wの設定事例集で概要を理解

例)サポートする側は、設定事例集をまず見てもらって、わからない事があれば再度電話してもらうよう案内すればいい。具体的な設定手順の説明も、上記の例を見ながら実施すればいい。

設定画面のトップ

  • 「VR-U300Wシリーズ 導入ガイド」(出荷時設定IPアドレス 192.168.12.1 )( admin / なし )
    • 参考)管理パスワード設定済みなら、「本体/パスワード設定で・・・」の赤字部分は表示されません。
VR-U300Wの新規設定のトップページ
VR-U300Wユーザーマニュアルから引用

VPN(2つの拠点間接続)の具体的な設定概要 (DDNSを使用)

事前の準備

本社側での設定

支社側での設定

拠点間接続の確認

VPNがつながらない時の確認項目

  • 本社/支社のPCからインターネットができるか、確認
  • 本社/支社のインターネット側のIPアドレスが、グローバルIPアドレスであるか、確認
  • 本社から支社(支社から本社)へのpingが通るか、ダイナミックDNS登録が正しいか、確認
  • VPN関連の設定内容が正しいか、確認(本社と支社とで同じ設定が必要なものがある)

複数の(3カ所以上の)拠点間接続のVPN

  • 複数の(3カ所以上の)拠点間接続のVPNの設定は、上記の「2つの拠点間接続」を同様に繰り返すだけ。最大で16拠点間まで。
  • 各拠点が異なるIPセグメントになるように、各拠点のLAN側IPアドレスを設定することが必須です。

購入するなら Amazon VR-U300W

ファームウェア更新

Ver.1.31[2024/02/08]
バージョンアップ内容・履歴についてはファームウェア リリース履歴を参照ください。
Ver.1.30[2023/09/26]
バージョンアップ内容・履歴についてはファームウェア リリース履歴を参照ください。
Ver.1.29[2023/04/27]
バージョンアップ内容・履歴についてはファームウェア リリース履歴を参照ください。
Ver.1.27[2022/10/27]
バージョンアップ内容・履歴についてはファームウェア リリース履歴を参照ください。
Ver.1.01[2022/08/30]
バージョンアップ内容・履歴についてはファームウェア リリース履歴を参照ください。
(VPN)
 - リモートアクセスVPNに対応しました。リモートアクセスVPNでは、事前共有キーを
  使用したL2TP/IPsec通信ができます。
Ver.1.00[2022/05/24]
初版

参考)有線・無線ルーターのVPN(Virtual Private Network)への対応

VPNの種類 VR-U500X VR-U300W
無線ルーター
VR-S1000 BHR-4GRV2 BBR-4HG
BBR-4MG
拠点間接続
IPsecのみ
30拠点間可能

IPsecのみ
16拠点間可能
◎(IPsec、PPTP)
10拠点間可能

PPTPのみ
2拠点間のみ
外出先からの接続
L2TP/IPsecのみ

◎(L2TP/IPsec、PPTP)

〇PPTPのみ
WAN側
IP取得方法
手動 / DHCP / PPPoE / DHCPv6-PD / IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)
手動 / DHCP / PPPoE
その他 キキNavi対応
WLS-ADT対応
キキNavi対応
WLS-ADT対応
WiFi6対応
  • 一般的なVPNのプロトコルは以下の3種類
    • IPsec(IP Security Architecture)
    • L2TP/IPsec(Layer 2 Tunneling Protocol / IP Security Architecture)
    • PPTP(Point to Point Tunneling Protocol)
  •  バッファローのVPNルーター(VRシリーズ)は、
    • 複数の「拠点間接続」にも対応 ・・・ IPsecがおすすめ(PPTPよりも安全)
    • 「外出先からの接続」(リモートアクセス)にも対応 ・・・ L2TP/IPsecがおすすめ(PPTPよりも安全)

参考)VPNプロトコル 端末のOSごとのサポート状況

バッファローのルーターのVPNサーバー機能には、「L2TP/IPsec」と「PPTP」、「IPsec」の3種類がある。
それぞれの対応しているOSを確認し、どちらを使用するかを選択する。
(注意:端末のOSによって、サポートしているプロトコルが異なる)

VPNプロトコル(L2TP/IPsec、PPTP)端末のOSごとのサポート状況(PC,Mac,iOS,Android)

参考)ポート開放(ポート変換)

法人向け無線VPNルーター VR-U300Wのポート開放の設定方法(バッファロー)

参考)有線VPNルーターVR-U500Xの設定方法

法人向け有線VPNルーター VR-U500XのVPN(拠点間接続)の設定方法、つながらない対策(バッファロー)

参考)VR-S1000でのVPN設定方法、各拠点のIPアドレス設定例

IPsec対応VPNルーター VR-S1000のVPN(拠点間接続)でのIPアドレス設定例(バッファロー)

IPsec対応VPNルーター VR-S1000のVPN(拠点間接続)の設定方法、つながらない対策(バッファロー)

IPsec対応VPNルーターVR-S1000のVPN(外出先からのリモート接続)の設定方法、つながらない対策(バッファロー)

 

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