エレコムの無線ルーターのEasyMesh機能とは何か、対応機種と設定方法
エレコムの無線ルーターの EasyMesh 機能とは何か、その特長と設定方法を説明。
エレコムでは、コントローラー(親機)はルーターモードでもAPモード(ブリッジモード)でも動作可能。
他メーカーでは、NECの一部の製品はEasyMeshに対応。バッファローの一部の製品はEasyMeshに対応。TP-Linkの一部の製品はEasyMeshに対応。
参考)「Wi-Fi EasyMesh対応のルーター・中継機一覧(2024年3月)」
EasyMesh機能とは
EasyMesh 機能とは、広いエリアを複数のWi-Fi機器で簡単にカバーする方式
- EasyMeshとは、
- つなぐだけで親機と中継機同士が互いに通信しあい、メッシュ(網目)状にネットワークを構築する、Wi-Fiの仕組み。
- EasyMeshは、Wi-Fi Allianceが策定した標準規格。
- EasyMeshに対応する製品は、メーカーを問わず、同一のメッシュネットワークに接続できる
- 注意)メーカーを問わずつながるはずだが、それを保証している国内のメーカーは存在しない(残念)
- EasyMeshでは、
-
- ネットワークの管理を行う「コントローラ(Wi-Fi ルーターまたはアクセスポイント。親機)」と
- 「エージェント(Wi-Fi 中継機。子機)」とを組み合わせて、
- 簡単に通信エリアを広げることや、電波強度などから最適な通信経路を自動選択することが可能
- コントローラ(メッシュ親機)は、メーカーによって動作可能なモードが異なる。
- バッファロー、NEC Aterm 、エレコムは、ルーターモードでもブリッジモードでも可能。
- TP-Linkのコントローラは、ルーターモードでのみ可能。ブリッジモードでは不可。
- (注意)ファームウェア更新によって、ブリッジモードでも可能な機種もある
- Archer BE550、Archer BE800(日本未発売)、Archer BE805で可能という情報もあり
- (注意)ファームウェア更新によって、ブリッジモードでも可能な機種もある
-
EasyMeshの特長
- 簡単にセットアップ(初期設定)ができる
- 親機と中継機とを、有線接続 または 無線接続 すれば、自動でセットアップされる
- その後、中継機を移動して設置すればよい。
- 最適な通信経路を自動で選択可能
- 通信中の経路がつながらない・遅い状態になっても、より速くつながる経路を自動で再選択して通信する
- 高速なローミング
- 付近のWi-Fi機器の情報を端末に提供し、無線の再接続を効率化することで、高速ローミングを実現
- 802.11k、802.11r、802.11v対応
- 参考)「iOS での 802.11k、802.11r、802.11v による Wi-Fi ネットワークローミング」
- 付近のWi-Fi機器の情報を端末に提供し、無線の再接続を効率化することで、高速ローミングを実現
- 有線(イーサネットバックホール Ethernet backhaul)でもメッシュネットワークを構築可能
- 無線接続だけでなく、有線接続でもメッシュネットワークを実現可能
- 参考)Easy Meshを有線(イーサネットバックホール)で構成する場合で、ハブが必要な時には、
IEEE 1905.1プロトコルが疎通できるハブが必要になる。まれに疎通できないハブも存在するので注意。
- 異なるメーカーの機器同士を接続することが可能
- 例)エレコム親機に、バッファローの中継機を接続する等
- (ただし、メーカーが動作保証していない場合が多いので、注意してください)
- Wi-Fi EasyMeshは、Wi-Fi Allianceが策定した標準規格。
- 「home 5G HR02 Wi-Fi EasyMeshサブ機 動作確認済み機種」
- 「home 5G HR02のWi-Fi EasyMeshを利用する」
- 例)エレコム親機に、バッファローの中継機を接続する等
エレコムの無線ルーターのEasyMesh機能
エレコムのEasyMesh機能
-
- 「EasyMesh機能を使用する」
- 「EasyMesh対応中継器 初期設定方法」
- WMC-2LX2-B(WSC-X1800GS2)、WSC-X1800GS2-B
- 「Wi-Fi EasyMesh™ 親機 / 子機 動作確認済み製品」
エレコムでのEasyMesh対応機種
- ファームウェアのバージョンアップでEasyMesh対応機種となる場合もある
- WRC-BE36QSD
- WRC-BE36QSDの製品ページ
- WiFi7対応(11be,11ax)
- IPv6対応(IPoE / IPv4 over IPv6)
- v6プラス、IPv6オプション、OCNバーチャルコネクト、transix、クロスパス、v6 コネクト、OCX光 インターネット
- 「動作確認済みIPv6(IPoE)接続サービス対応表」
- WRC-BE36QSDのマニュアルページ
- かんたんセットアップガイド
- ユ―ザーズマニュアル
- 動作モード切替スイッチ 「オート/AP/中継器」
- 「中継器として使う」
- 「EasyMesh機能を使用する」
- WRC-BE36QSDの製品ページ
- WRC-BE94XSD
- WRC-BE94XSDの製品ページ
- WiFi7対応(11be,11ax)
- IPv6対応(IPoE / IPv4 over IPv6)
- v6プラス、IPv6オプション、OCNバーチャルコネクト、transix、クロスパス、v6 コネクト、OCX光 インターネット
- 「動作確認済みIPv6(IPoE)接続サービス対応表」
- WRC-BE94XSDのマニュアルページ
- かんたんセットアップガイド
- ユ―ザーズマニュアル
- 動作モード切替スイッチ 「オート/AP/中継器」
- 「中継器として使う」
- 「EasyMesh機能を使用する」
- WRC-BE94XSDの製品ページ
他メーカーのEasyMesh機能
- EasyMeshに対応
- バッファローのメッシュWi-Fi方式は、独自方式とEasyMeshに対応。
- NECのメッシュWi-Fi方式は、独自方式とEasyMeshに対応。
- TP-LinkのメッシュWi-Fi方式は、独自方式「OneMesh」「TP-Link Mesh」とEasyMeshに対応。
- エレコムのメッシュWi-Fi方式は、エレコム独自方式の「e-Mesh」とEasyMeshに対応
- 参考)
参考)802.11k、802.11r、802.11v対応
「「Wi-Fi CERTIFIED Agile Multiband」、ネットワーク内の移動に伴うローミングなどの対応をまとめて規定」
「Apple「iOS、iPadOS、macOS での 802.11k、802.11r、802.11v による Wi-Fi ネットワークローミング」
参考)購入するなら Amazon WRC-BE36QSD、Amazon WRC-BE94XSD
参考)エレコムのEasyMesh対応機種
エレコムの無線ルーターWRC-BE36QS(IPv6接続、Wi-Fi7、2.5Gbps、LAN側1Gbpsに対応)、WRC-BE36QSD(EasyMesh対応)の設定方法
エレコムの無線ルーターWRC-BE94XSD(IPv6接続、Wi-Fi7、EasyMesh、10Gbps、LAN側2.5Gbpsに対応)の設定方法
参考)NEC Aterm、バッファロー、他のEasyMesh対応機種
TP-Linkの無線ルーターArcher BE220(IPv6接続、Wi-Fi7、EasyMesh、1Gbpsに対応)の設定方法
TP-Linkの無線ルーターArcher BE450(IPv6接続、Wi-Fi7、EasyMesh、10Gbps、2.5Gbpsに対応)の設定方法
TP-Linkの無線ルーターArcher BE550(IPv6接続、Wi-Fi7、EasyMesh、2.5Gbps、LAN側2.5Gbpsに対応)の設定方法
TP-Linkの無線ルーターArcher BE7200(IPv6接続、Wi-Fi7、EasyMesh、10Gbps、2.5Gbps、1Gbpsに対応)の設定方法
TP-Linkの無線ルーターArcher BE805(IPv6接続、Wi-Fi7、EasyMesh、10Gbps、LAN側10Gbpsに対応)の設定方法
TP-Linkの無線ルーターArcher BE900(IPv6接続、Wi-Fi7、EasyMesh、10Gbps、10Gbps SFPに対応)の設定方法